2021年度予算概要
1.2021年度当初予算の概要
本法人は、創立100周年を迎える2027年に『我が国の理工系私学としてトップの社会的評価を得る』という中長期目標のもと、この実現に向け教職員一丸となって様々な改革に取り組んでいます。特に財務的には、本学のブランド?競争力の維持向上に資する戦略的投資と将来の投資に備えた内部留保の充実の両立に努め、学生支援、既存の施設設備の更新を効果的に行いつつ、持続可能で盤石な財政基盤の構築を目標とすることから、今年度の大型施設整備事業についても厳格な取捨選択を行いました。2.資金収支予算
資金収支予算は、前年度(2020年度補正予算、以下同じ)比102億3千万円増の467億円となっています。主要な科目の詳細については以下をご参照ください。- 学生生徒等納付金収入は、前年度比1億2千万円減の156億9千万円としました。学生数は大学、附属中高、柏中高を併せて約1万1千人を想定しています。
- 手数料収入は、一昨年度並みの11億2千万円としています。
- 補助金収入は前年度比約3千万円減の25億2千万円を計上しています。経常費補助金のほか、スーパーグローバル大学創成支援事業、高等教育の修学支援制度等の補助金収入を計上しています。
- 付随事業?収益事業収入は、受託事業収入の保守的計上により前年度比約2億1千万円減の3億1千万円となっています。学生寮の寮費や公開講座に係る収入も含まれています。
- 借入金等収入は、豊洲キャンパス第二校舎建設費の財源として50億円を計上しています。
- その他の収入は、前年度比約56億3千万円増の約116億4千万円を計上しました。主に豊洲キャンパス第二校舎建設費や各キャンパス施設設備更新工事費、附属中高新校舎建設に伴う借入金返済など、各種支払い財源の取崩しを計上しています。
- 人件費支出は前年度並の88億5千万円を計上しました。本務教員数の増員予定があります。
- 教育研究経費支出?管理経費支出は合計で前年度比3億7千万円減の74億8千万円を計上しました。教学部門予算、事務部門予算ともに圧縮を継続しています。
- 施設?設備関係支出は前年度比103億2千万円増の155億8千万円となっています。豊洲キャンパス第二校舎建設関係費用や、各キャンパス教育研究用機器?設備装置の更新など、効率的?効果的な予算配分の見地から、優先度を勘案し計上しています。
- 資産運用支出は43億7千万円を計上しています。施設設備等維持更新財源、100周年記念事業資金や将来の奨学金の財源などを中心に引当特定資産として積立を実施していす。
- 以上により、翌年度繰越支払資金は91億2千万円となり、前年度比約3億4千万円の減を想定しています。
3.事業活動収支予算
- 教育活動収入?支出ともに減額計上となった結果、教育活動収支差額は17億1千万円でした。教育活動外収支差額は△5千万円、また特別収支差額は6千万円となり、基本金組入前当年度収支差額は16億2千万円となりました。
- 基本金組入額は前年度比6億円減の56億6千万円です。豊洲キャンパス第二校舎建設に係る組入れを始めとする施設設備関係資産取得分45億5千万円、過去の固定資産の取得に係る2021年度の借入金返済分6億1千万円、100周年記念事業のための先行組入れ5億円などが計上されています。
- 以上の結果、当年度収支差額は、前年度比6億1千万円改善し、40億4千万円の支出超過を想定しています。
- なお、減価償却額は、教育研究経費?管理経費合算で、23億4千万円を計上しています。
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財務課
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