7拠点の目的と活動概要当拠点は、理工系分野のFD(ファカルティ?ディベロップメント)支援に重点を置き、全国の大学等における教職員の教育能力開発及び組織的な教育改善を促進することを目的としています。2024年度は、この目的を達成するため、主に以下の4つのカテゴリーに分類される研修プログラムの提供、ならびに組織開発支援を実施しました。プレFD、入職から3年以内の教員を主たる対象とした能力開発プログラム理工系教育に関わる教員の基礎的?共通的な能力開発プログラム理工系教育の強みをさらに伸ばす能力開発プログラム理工系教育の強みをさらに伸ばす組織開発支援プログラム個々の教員だけでなく、組織全体の教育力向上を支援するプログラムも展開しました。日本高等教育開発協会と共催で「FDer養成講座」や「CC養成講座」を実施したほか、「ミドルマネジメントについて考えるセミナー」や「カリキュラムの整合性と学修成果の可視化に関するセミナー」などを開催し、組織的な教育改善を推進しました。関にご利用いただきました。特筆すべき点として、研修への参加、それらに関わる依頼講演あるいは研修、個別のコンサルテーションのいずれか2つ以上を実施する組織開発支援を10機関に対し実施しました。行いました。多くの研修プログラムをZoomによる同時双方向型遠隔方式で実施し、地理的な制約なく参加できる機会を提供しました。他大学等からの教育に関する相談に18件対応し、学外からの依頼による講演や研修を13件実施しました。また、大学、高専等の8機関に対して組織支援を実施しました。日本高等教育開発協会と共催で各種講座や年次大会を実施し、教育開発に関するネットワークの強化と知見の共有を図りました。2024年度は、多くの大学?機関から当拠点のプログラムに参加していただき、理工系教育の質向上に向けた取り組みを広げることができました。今後も社会のニーズや教育課題の変化に対応しつつ、理工系教育の発展に貢献できるよう、より多くの方に参加していただけるプログラムの開発と支援体制の充実に努めます。利用機関数: 学内5機関のほか、国立大学10機関、公立大学6機関、私立大学80機関、その他(高専等)21機関、民間?独立行政法人等1機関利用人数: 学内484名、学外(大学?高専等)141名、その他1名延べ人数: 学内1166名、学外(大学?高専等)230名、そのまとめと今後の展望共同利用状況2024年度における当拠点のプログラムは、学内外の多くの機共同利用促進と支援の取り組みより多くの方に参加していただけるよう、以下の取り組みをオンライン研修の積極的活用他教育機関への支援連携の強化他10名芝浦工業大学は、文部科学省より「理工学教育共同利用拠点」として認定され、理工系教育に関わる教職員および組織の能力開発方法や仕組みを広く国内へ浸透させる活動を展開しています。2024年度(欧洲杯足彩app下载_欧洲杯下注平台-【直播*网站】6年度)における当拠点の主な活動内容と共同利用状況について報告します。2024年度(欧洲杯足彩app下载_欧洲杯下注平台-【直播*网站】6年度) 大学教員としてのキャリアをスタートする方々や、経験の浅い教員を対象に、教育の基礎を固めるためのプログラムを提供しました。「大学教育開発論(プレFD)」をはじめ、「学生の学修を促すシラバスの書き方ワークショップ」や「授業デザインワークショップ」などを開催し、実践的な指導力の養成を支援しました。理工系教育に携わる全ての教員にとって必須となる基礎知識や共通スキルを習得するためのプログラムです。「英語による授業のためのワークショップ」「ルーブリック評価入門ワークショップ」「反転授業入門ワークショップ」などを実施し、教育手法の多様化と質の向上を目指しました。各大学や教員が持つ理工系教育のポテンシャルを最大限に引き出すための応用的なプログラムを提供しました。「研究室指導に必要なコーチング技能入門ワークショップ」や「アカデミックアドバイジング入門ワークショップ」、「デザイン能力を育成する授業設計入門」などを通じ、専門性を活かした教育実践力の強化を図りました。 理工学教育共同利用拠点 活動報告芝浦工業大学
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