SAコース(空間?建築デザインコース)

Space and Architectural Design Course

演習重視の授業内容を通じて、建築の各分野を幅広く学習

建築を中心にインテリアからまちづくりまで、建築教育の各分野を幅広く、深く学びます。設計演習科目を重視しており、意匠デザインの修得のみならず、設計を通じて座学で学んだ構造?環境の理解を深めます。また、実際の建築現場を訪れ、空間の体験や建築材料を自ら製作するなど、体験的に学ぶことも重視します。

学びのキーワード

  • 建築設計
  • 都市設計
  • 空間設計
  • 住空間
  • 集住
  • ゾーニング
  • 空間構成
  • 機能
  • やすらぎ
  • 安全
  • 防災
  • 耐震構造
  • 免震?制震
  • 超高層
  • 木造建築
  • 新素材
  • 耐久性
  • 地域社会
  • まちづくり
  • 景観
  • 歴史的建築
  • 文化遺産
  • 保存
  • 再開発
  • リノベーション
  • コンバージョン
  • 建築環境
  • 音?熱?光?空気
  • 低炭素化
  • 循環型社会

身近な空間からまちづくりまで
総合的な視点で建築を創造

住宅から公共的な建築、さらには都市空間までを対象に、幅広い領域の設計?計画?エンジニアリング技術を統合し、建築?都市?空間をデザイン。歴史や環境をふまえた総合的な視点から、社会に貢献する建築のあり方を考えることができる人材の育成をめざします。

1年次 実技を含めた基礎科目を学ぶ

●主な科目 (●:コース専用科目 無印:学科共通科目)
建築デザイン基礎 1?2 /●空間建築デザイン演習 1 /建築デザイン入門/建築の形態と空間/居住空間 史/デザイン史/建築環境工学 1/構造力学?演習

2年次 幅広い全体的知識の修得と個別的知識を追究する

●主な科目 (●:コース専用科目 無印:学科共通科目)
●空間建築デザイン演習 2?3 / CAD?CG 演習/ ●建築設計計画論/建築設計論/住生活論/建築構 造計画/建築設備/都市地域計画/海外建築研修

3年次 演習を中心に、さらなる専門知識の修得をめざす

●主な科目 (●:コース専用科目 無印:学科共通科目)
●空間建築デザイン演習 4 /●空間地域デザイン 演習/ BIM 演習 2 /●建築環境?材料施工?構造 実験/●建築構法計画論/●建築法規

4年次 研究室に所属して卒業研究を行う

授業紹介

建築SA①
建築デザイン基礎1
優れた建築の図面をもとに、建築の設計意図、具体的な空間構成を伝えるための表現方法を学びます。また、建築作品を読み解く方法と現代建築の主題に関する理解を深めます。
建築SA②
空間建築デザイン演習2
1年次に学んだ製図と表現技法を駆使し、実際の建築設計を行います。空間デザインに加え、構造や環境技術を踏まえた総体としての建築設計(住宅設計)に取り組みます。
建築SA③
建築環境?材料施工?構造実験
構造、環境、材料施工に関する実験から一つを選択します。実際に製作した試験体の特性や性能について、計測機器を使用して測定?観察し、その結果をレポートにまとめます。


研究テーマ例

構造設計を通して建築構造の社会的役割と今後の方向性を探求
建築構造設計研究室:小澤 雄樹 准教授

建築構造の世界において「構造設計」は学術と実社会を結びつける重要な役割を果たしています。この研究室では、構造設計実務に寄り添った立ち位置から社会的な問題を捉え、研究テーマを設定しています。例えば、古い木造住宅の耐震化は喫緊の課題の一つです。耐震補強方法を提案すると同時に、木造による新たな空間の実現にチャレンジするなど、各テーマに守りと攻めの両面から取り組んでいます。
構造設計を通して建築構造の社会的役割と今後の方向性を探求1学会ワークショップ等に参加しながら新しい空間の可能性を探っています
構造設計を通して建築構造の社会的役割と今後の方向性を探求2木造ラーメンの開発に関する実験的研究

海外との活動事例

中国の歴史的環境共生集落と古民居の保存、再生、活用に関するワークショップ
建築構法計画研究室 × 中国/黄山学院

中華人民共和国安徽省黄山市周辺に所在する千年以上の歴史を有する集落を訪問し、自然環境、風土と調和した集落の特徴を学び、現代社会の中で貴重な文化資産を継承する手法について、海外協定校、黄山学院の学生と共に学びます。フィールドワークとワークショップを実施し、最終日に日中合同の成果発表会を行います。
中国の歴史的環境共生集落と古民居の保存、再生、活用に関するワークショップ12017年のPBLに参加した日中の学生。本学の大学院生、協定校の学生など20名程度の学生が参加
中国の歴史的環境共生集落と古民居の保存、再生、活用に関するワークショップ2世界遺産、宏村の入口「南湖」にかかる石橋にて。集落内部を流れる用水はこの池で浄化され、元の川に戻されます