生物微小流体工学研究室
Biomicrofluidics Laboratory
集積マイクロ流体技術と細胞培養技術で,ライフサイエンスに貢献する
近年、再生医療など、細胞が本格的に医療に使われるようになり、細胞培養の工程は複雑化しています。我々は、ワンチップで高度な細胞培養を実現する「液体の集積回路」ともいえる集積マイクロ流体システムを開発しています。細胞周囲の流体力学的パラメータの操作範囲が広く、かつコンパクトで使いやすい流体制御系や、細胞培養の長期維持のための周辺システムを開発しています。
この研究室が取り組んでいるSDGsの活動
学べる分野
- 機械工学
- マイクロ流体工学
- 医用生体工学
社会のために
生体内で細胞がつくる複雑な構造や機能を顕微鏡下で再現できるデバイスは、がんなどの重大な疾病に対抗できる新しい方法の研究、複雑な臓器の再生の実現のための研究に役立つと考えられます。
研究テーマ
- オンチップ3D毛細血管長期長期培養システム
- 感染症検査?薬物検査のためのモバイル細胞培養デバイス
- 尿からのセルフリーDNA分離デバイス
- 海洋マイクロプラスチックの捕獲?選別システム
- 微小重力下灌流培養システム
- マイクロプラスチック?環境DNAサンプル取得のための水中探査機
研究室クローズアップ
ここでは、マイクロ流路を含む機能的なデバイスを自分で試作し、自分で培養した細胞を入れて実験しています。みなの創意工夫をサポートすべく、微細加工?精密加工?メカトロニクス?細胞関係のことがすべてできる設備を整えています。