原田真宏教授(建築学科)が日本建設業連合会でBCS賞を受賞
2023/08/21
- 建築学部
2023年8月3日、日本建築業連合会において、原田真宏教授(建築学科)が手掛けた「Entô」がBCS賞を受賞しました。
撮影:Ken’ichi Suzuki
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撮影:Ken’ichi Suzuki
原田真宏教授 コメント
隠岐島海士町という離島に位置するミュージアム?ホテルの設計です。2016年、ユネスコによって世界ジオパークに隠岐島諸島が認定されたことを受けて計画されました。人口2000人程度の海士町には、当然ながらホテルを建設できるほどの建設産業は存在しません。そこで、本土でほとんどの部材加工が終わり、島ではそれらの加工済み部材を組み上げれば大方の工程が済んでしまうような、新しいプレファブシステムを開発しました。その材料は「CLT」という環境上多くの利点を持つ新しい木材であり、これもジオパークが持つ地球環境保全の思想と重なるものです。優れた意匠や心地よい滞在経験に加えて、これらの工夫が高く評価されての受賞となりました。
BCS賞は設計者だけでなく、施主や施工者もともに、表彰されるものです。今後も建築に携わり関係する多くの方々皆に喜ばれる作品を作っていきたいと思います。
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