岩田明紘さんと小森佳佑さんがSABED環境シミュレーション設計賞2023【学生部門】にて最優秀賞を受賞

2023/12/18
  • 建築学専攻

受賞者

岩田 明紘 さん(秋元?横山研究室)
小森 佳佑 さん(澤田研究室)

指導教員

岩田さん:秋元 孝之 教授、横山 計三 特任教授
小森さん:澤田 英行 教授

建築コンペティション名
SABED環境シミュレーション設計賞2023【学生部門】

賞名
最優秀賞

発表題目
わさびや ー生産拠点における自然と建築の共存形態ー

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左:小森さん 右:岩田さん
発表作品について

 近年、「自然との共生」を図った建築の需要が高まりつつある。しかし、人間の持つテクノロジーはヒトの安全性や快適性を追及する道具として使われているケースが多々見受けられる。しかし、真の意味で「自然との共生」を図るのであれば、人間のみならず、自然物に目を向けた建築を追及する必要があると考えた。

 私たちは、「人間」と「自然」の中立的な立場である「農作物:“わさび”」をターゲットとし、生産のゆかりの地である静岡県の有東木を敷地としてホテルやカフェの機能を持つ建築を提案した。設計手法としては生育環境の条件として適切な日射量?水量?水温を確保しなければ病気になってしまう“わさび”に解析を回すことで、“わさび”目線の建築を展開しつつ、人間の共住空間も確保した。

 
受賞の感想

(岩田)私は役職として設計統括 + 意匠設計 + 光環境解析を行いました。建築が人間を主語として設計されることが多い中で、今回は農作物に焦点を当てて設計する新たな試みに挑戦することができました。今後は自身の専攻分野の枠を超えて、幅広い視野から物事を考えられる人間となれるように頑張りたいです。

 

(小森)意匠設計+音響解析を担当しました。今回、他領域同士のコンペ協働の挑戦ということで、意匠設計の観点から環境配慮に対する認識を改めることができました。将来の建築設計においても、領域横断を意識したプロジェクトに意欲的に取り組んでいこうと思いました。