川辺琉善さんが計測自動制御学会 システム?情報部門 第34回社会システム部会研究会にて学生賞を受賞
2024/03/26
- 機械制御システム学科
受賞者
川辺 琉善さん(機械制御システム学科4年)
指導教員
後藤 裕介 准教授(電子情報システム学科)
学会?大会名
計測自動制御学会 システム?情報部門 第34回社会システム部会研究会
賞名
学生賞
発表題目
社会シミュレーションに基づいた市民目線の物語がもたらす政策理解促進に関する研究

研究目的
近年、政策への受容性と共感性を促進するため、政策に関する取り組みを物語(ナラティブ)として描き、伝えていく研究が行われています。本研究では、同じ政策に関する物語でも、市民の目線から政策効果に着目した物語を描き、さらなる政策理解の促進にどのような効果が見込まれるかを検証しました。
研究内容
本研究では、政策効果を最も強く受ける属性を主人公として、政策効果の大きさや有用性を示す物語の生成を試みました。その主人公の属性を特定するために、対象とする政策に関する社会シミュレーションの出力結果を活用しました。これにより、定量的な過程を経た物語の主人公の特定と、物語の生成に向けたプロセスを設計することができました。
今後の展望
本研究では、政策効果に焦点を当てた物語を、社会シミュレーションの出力結果をもとに生成することができました。今後の展望として、生成系AIを活用した物語の自動生成に向けた取り組みや、広告やマーケティングなど政策以外の分野を題材とした物語の生成が挙げられます。