東海林瑞希さんが軽金属学会第144回春期大会にて優秀ポスター発表賞を受賞

2024/11/25
  • 材料工学専攻

受賞者
東海林 瑞希 さん(材料工学専攻 修士1年)

指導教員

芹澤 愛 教授(工学部)

学会?大会名
軽金属学会第144回春期大会

賞名
優秀ポスター発表賞

発表題目
時効硬化型アルミニウム合金におけるナノクラスタおよびGPゾーンの形成挙動の原子論的解析

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研究目的

Al合金の一種であるAl-Cu合金やAl-Mg-Si合金は軽量かつ高強度であることから需要が増加しています。合金に含まれるCuやMg、Siといった原子(溶質原子)は合金中で微小な集合体(クラスタ)を形成し、合金の強度を向上させています。クラスタのサイズや形状は合金ごとに一意に定まりますが、その原因はいまだ明らかになっていません。そこで本研究では計算機シミュレーションを用いて、その形成メカニズムについて解明することを目的としました。


研究内容

Al中に溶質原子を導入したモデルに対してモンテカルロシミュレーションを行い、形成過程のシミュレーションを行いました。

今後の展望

クラスタの形状やサイズは合金強度に影響を与えることから、形成過程のシミュレーションを行うことでより適切な熱処理条件を提案し、更なる高機能材料の創出が期待されます。