渡邉海斗さんが電子情報通信学会ネットワークシステム研究会にて学生講演優秀賞を受賞

2024/11/14
  • システム理工学専攻

受賞者
渡邉 海斗さん(システム理工学専攻 2年)

指導教員

山崎 託 准教授 (電子情報システム学科)

学会?大会名
電子情報通信学会ネットワークシステム研究会

賞名
学生講演優秀賞

発表題目
ゲーム型3Dモバイルクラウドセンシングシステムの実装と評価(2024年10月発表)

watanabe

研究目的

近年、身の回りの様々なモノをインターネットに繋げるIoT技術や、様々な事象の検知や予測が実現できるAI技術が注目されています。そのような中で、それらの技術を用いて、都市のインフラの効率化や、様々な新しい都市サービスの創出を目的とした、スマートシティの実現が期待されています。このスマートシティの実現に欠かせないのが、都市の道路や建物に加え、ヒトやモノなど現実空間の様々な要素を仮想空間上に作るデジタルツインという技術です。しかし、都市のデジタルツインを作るためには、時々刻々と絶えず変化する都市環境を常に観察して空間情報を集め、仮想空間上に反映し続ける必要があります。そこで、本研究では、恒常的に都市の空間情報を収集し、都市のデジタルツインを構築して維持することを目的としています。


研究内容

本研究では、スマートフォンで動作するARによるゲームアプリを開発し、その裏で都市の空間情報を収集する機能を実現しました。これにより、都市環境に滞在する人々がそのゲームをプレイするだけで、都市のデジタルツインの構築に必要な空間情報の収集が可能になりました。

今後の展望

今回いただいた学生講演優秀賞は、ネットワークシステム関連の研究開発を行っている企業の方が直接審査をされ、選んでいただいた賞であると伺いました。今後は、今回の実験結果を基に、大人数の参加を想定したアプリケーションの実装を検討していきたいと考えております。