井上陽斗さんが日本人間工学会 第65回大会にて優秀研究発表奨励賞を受賞

研究背景?目的
ボードゲームがもたらす教育効果等に注目し、「ゲームメカニクス（ゲームを成立させるための中核となる仕組み）」を用いてボードゲームの魅力?効果の説明を試みました。ゲームメカニクスがプレイヤーの行動や感情に対してどのような影響を与えるか、探ることを目的としました。

研究内容

本研究では、選定したボードゲームについて、プレイヤーの行動やその行動のコンテクスト、感情の変化を詳細に観察?分析しました。導出したゲームメカニクスごとにプレイヤーの感情、振る舞いから関連性を分析し、ボードゲームのもつ効果や魅力の体系的な整理を試みました。

今後の展望
今回は特定のボードゲームを用いて検討、分析を行いましたが、今後はさらに異なる種類のボードゲームを対象とした実験を行い、比較?検討することで新たな知見を得たいと考えています。そしてボードゲームがもたらす効果の一般化、具体的な応用可能性を探る予定です。このプロセスを通じて、教育現場やコミュニケーションツールなど、社会全体でボードゲームをより効果的に活用できる仕組みの構築を目指していきたいと考えています。