大学院「システム工学特別演習」のチームが産学連携ビジネスコンテストで大賞

2025/01/27
  • システム理工学専攻

大学院理工学研究科の学生が、AKKODiSコンサルティング株式会社と株式会社志結舎が主催する「第5回 産学連携ビジネスコンペティション2024」で、大賞を受賞しました。

同コンペには9大学27チーム、合計128名が参加。
大学院の授業科目「システム工学特別演習」で組織したプロジェクトチームの、システム工学を応用した課題設定と統合的解決策をもとにしたビジネスモデルが、高く評価されました。

大賞を受賞した「読書復興プロジェクト」のメンバー(左から高橋 秀輔さん、張 学龍さん、柴田 穣さん、佐藤 淳哉さん ※小林 大豊さんはトロフィーの贈呈は欠席)

カップめんの調理時間に、読書のきっかけを

若い世代で年齢の進行とともに読書をしない層が増える中、即席カップめんを月に数回以上食べる人の割合が半数を超えた、学内でのアンケート結果に着目。
即席カップめんに短編小説や小説の冒頭を掲載した冊子をつけて販売して、調理時間中に読書のきっかけを与えるビジネスモデルを考案しました。

昨年11月には大宮キャンパス内の生協購買書籍部で5日間の販売実験を行い、販売数や購買者へのアンケートから検証を行い、価格の妥当性などを確認しました。

大賞の受賞についてチームリーダーの柴田 穣さんは、

「後期の授業開始から短期間で実現可能かが不安でした。
サブリーダーの佐藤(淳哉)さんが生協と調整して、プレゼンテーションの週に検証を出来たのが大きかったです」

と勝因を述べました。

1月21日には大宮キャンパスで、主催のAKKODiSコンサルティング株式会社 執行役員の脇 一智氏と、運営を担当する株式会社志結舎 代表取締役社長 関口 隆 氏から、チームにトロフィーが贈呈されました。

贈呈の際に脇氏からは、

「投資金額が少なく売り上げを上げるスモールスタートで、ビジネス検証が出来るモデルだった。
最後まで諦めずに走り抜き、質の高い実証実験で成果が得られたのが要因だった」

と、改めて大賞にあたっての講評が送られました。

受賞情報

受賞者
「読書復興プロジェクト」
柴田 穣さん
佐藤 淳哉さん
張 学龍さん
高橋 秀輔さん
小林 大豊さん
(いずれもシステム理工学専攻1年)

指導教員
長谷川 浩志 教授(システム理工学専攻/システム理工学部 機械制御システム学科)

学会?大会名
第5回 産学連携ビジネスコンペティション2024

提案タイトル
ストーリーらーめん

芝浦工業大学のロゴが並んだ背景の前で、トロフィーを持つ若い男性と笑顔の男性が並んで立っています。若い男性は黒いカーディガンと白いシャツを着用し、トロフィーを持っています。右の男性は白い服を着ており、白い手袋をつけてトロフィーを支えています。
AKKODiSコンサルティング社 脇氏(右)からトロフィーを受け取る柴田さん(左)