渡邉海斗さんが IEEE 43rd International Conference on Consumer Electronics (ICCE 2025) にて Best Session Presentation Award を受賞
- システム理工学専攻
受賞者
渡邉 海斗 さん(システム理工学専攻2年)
指導教員
山崎 託 准教授(電子情報システム学科)
学会?大会名
IEEE 43rd International Conference on Consumer Electronics (ICCE 2025)
IEEE第43回コンシューマエレクトロニクスに関する国際会議
賞名
Best Session Presentation Award(優秀セッションプレゼンテーション賞)
発表題目
Preliminary Experiment on Point Cloud Collection Through 3D Mobile Crowdsensing
3Dモバイルクラウドセンシングによる点群収集に関する基礎実験
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研究目的
近年、ネットワークやデジタルデバイスを活用し、情報の収集?処理?伝達を可能にする情報通信技術が注目されています。こうした技術を応用することで、都市のインフラを効率化し、新たな都市サービスを創出するスマートシティの実現が期待されています。スマートシティを支える重要な要素の一つがデジタルツインです。デジタルツインは、都市の道路や建物だけでなく、人やモノなど、現実空間に存在するさまざまな要素を仮想空間上に再現する技術です。しかし、都市のデジタルツインを構築するには、時々刻々と変化する都市環境を継続的に観測し、空間情報を収集?更新し続ける必要があります。そこで、本研究では、都市の空間情報を恒常的に収集し、都市のデジタルツインの構築と維持を行うことを目的としています。
研究内容
本研究では、スマートフォンを首から下げるだけで空間情報の収集が可能な、空間センシングアプリを実現しました。これにより、都市環境に滞在する人々がスマートフォンを首にかけて生活するだけで、都市のデジタルツインの構築に必要な空間情報の収集が可能になりました。
今後の展望
本研究は、都市のデジタルツイン構築に向けた研究の発展に寄与すると考えられます。今後は、今回の実験結果を基に、都市環境における空間情報の収集を想定したアプリケーションの実装を検討していきたいと考えております。