仲山大晴さんが日本Additive manufacturing学会 第1回講演大会にて優秀ポスター賞を受賞
2025/12/10
- 材料工学専攻
受賞者
仲山 大晴さん(理工学研究科 材料工学専攻)
指導教員
湯本 敦史教授(工学部)
学会?大会名
日本Additive manufacturing学会 第1回講演大会
賞名
優秀ポスター賞
発表題目
電子ビーム粉末床溶融結合法で造形されたIN718の微細組織観察

研究内容
本研究では、電子ビーム粉末床溶融結合法(EB-PBF)によりInconel718部材を造形し、電子ビームの電流値、操作速度、ハッチ間隔を変更することによる結晶組織への影響を調査した。その結果、電流値を増加させ、操作速度を低下させることでエネルギー密度が上昇すると、結晶粒が粗大化することが明らかとなった。一方、エネルギー密度をさらに増加させた場合、等軸晶が形成され、結晶粒が微細化する傾向が認められた。
研究目的
本研究では、電子ビーム粉末床溶融結合法(EB-PBF)によりInconel718部材を造形し、電子ビームの電流値、操作速度、ハッチ間隔を変更することによる結晶組織への影響を調査した。その結果、電流値を増加させ、操作速度を低下させることでエネルギー密度が上昇すると、結晶粒が粗大化することが明らかとなった。一方、エネルギー密度をさらに増加させた場合、等軸晶が形成され、結晶粒が微細化する傾向が認められた。
研究目的
本研究は、EB-PBFのプロセス条件と造形物の微細組織変化の相関を調べることを目的としている。
今後の展望
今後の展望
この研究により、造形物の微細組織を制御することができ、目的に合った性能を発揮する金属部材を作製することが可能である。今後は単結晶部材の作製可能な条件や、より欠陥の少ない造形条件を探索していきたい。