大学院「システム工学特別演習」のチームが産学連携ビジネスコンテストで大賞
2026/01/27
- システム理工学専攻
大学院理工学研究科の学生が、AKKODiSコンサルティング株式会社と株式会社志結舎が主催する「第6回 産学連携ビジネスコンペティション2025」で、大賞を受賞しました。
昨年も芝浦工業大学大学院生のチームが大賞を受賞しており、2年連続で栄冠に輝きました。
同コンペには9大学10チームが参加。
大学院の授業科目「システム工学特別演習」で組織したプロジェクトチームの、システム工学を応用した課題設定と統合的解決策をもとにしたビジネスモデルが、高く評価されました。

大賞を受賞した「慈愛」のメンバー(左から関根 琉さん、江川 幹さん、内藤 里奈さん、佐藤 史弥さん)
「就活うつ」をゲームで予防。AIアバターが悩みに寄り添う新サービス「慈愛」
チームは深刻化する「就活うつ」の課題に対し、ゲームとAIを活用した新サービス「慈愛(じあい)」を提案しました。調査によれば、学生の約8割が就職活動に不安を感じ、約半数が「就活うつ」の状態を経験しているほか、21歳前後の自殺原因の1位が「進路に関する悩み」という深刻な現状がありました。
このプロジェクトは、抑圧された感情を言語化することで精神の安定を図る「カタルシス効果」と、うつの改善に有効とされる「ゲーム要素」に着目。
学生が一人で悩みを抱え込まず、気軽に不安を軽減できる「予防的」な環境の構築を目的としています。
具体的には、就活生のリアルな悩みを投影したキャラクターを助けるゲーム体験や、実在の社会人をモデルにしたAIアバターへの相談機能が含まれています。
23名の学生を対象とした実証実験では、AI相談機能の利用意向やゲームの内容について高い評価を得ることに成功しました。
大学との契約料や企業からの広告費を収益源とするビジネスモデルを策定し、4年目での黒字化を計画して提案しました。
既存の就活支援が「対策」に重点を置く中で、同プロジェクトは「悩みの解消」という心のケアに特化し、学生が心身ともに健康な状態で将来を選択できる社会の実現を掲げました。
大賞の受賞についてチームリーダーの江川さんは、
「メンバーみんながゲーム開発未経験だったので、設計から実装までが大変でした。
ただメンバーの出身学科がそれぞれ違って得意分野も異なるので、調査などが楽でした」
1月21日には大宮キャンパスで、コンペの運営を担当する株式会社志結舎 代表取締役社長 関口 隆 氏から、チームにトロフィーが贈呈されました。
贈呈の際に 関口氏からは、
「審査では満場一致で芝浦工業大学が1位だった。
技術面ばかりのプレゼンではなく、ビジネスモデルを訴求できたのが良かった。」
受賞情報
受賞者
「慈愛」
江川 幹さん、
関根 琉さん、
内藤 里奈さん、
佐藤 史弥さん
(いずれもシステム理工学専攻1年)
指導教員
長谷川 浩志 教授(システム理工学専攻/システム理工学部 機械制御システム学科)
学会?大会名
第6回 産学連携ビジネスコンペティション2025
提案タイトル
就活生を対象としたゲームサービス

株式会社志結舎 代表取締役社長 関口 氏(右)からトロフィーを受け取る 江川 さん(左)