安部貴紀さんが原子力学会2025年秋の年会にてバックエンド部会優秀講演賞を受賞

2026/03/31
  • 材料工学専攻

受賞者
安部 貴紀さん(材料工学専攻)

指導教員

新井 剛 教授(工学部)

学会?大会名

原子力学会 2025年秋の年会

賞名
バックエンド部会 優秀講演賞

発表題目
動的吸着処理を指向した顆粒状ケイチタン酸塩の吸着挙動の評価
ABE-Takanori
研究内容
本研究は、東ソー株式会社製の顆粒状チタンケイ酸塩吸着材 (ST-101)を用い、模擬汚染水を用いた多核種共存下における基礎的吸着挙動および選択性を明らかにすることを目的とした。さらに、カラム試験を通じて通水速度や共存イオン濃度が破過特性に及ぼす影響を評価し、実プロセスへの適用性を検討した。

研究目的
2011年の福島第一原子力発電所事故に伴い発生した放射性汚染水処理において、Cs(I)および Sr(II)の除去が喫緊の課題である。現在、汚染水処理設備 (SARRY等)ではゼオライト系吸着材を用いた動的吸着処理が実施されているが、処理効率の向上および廃棄物減容化の観点から、より高性能な吸着材の開発が求められている。そこで、Cs(I)吸着の性能が高いことが報告されているチタンケイ酸塩系吸着材について詳密な検討を行うことを目的とした。

今後の展望
使用している吸着材の性能については優秀であるということが結果から示されたものの、吸着後の処分方法については以前確立することが出来ていない。そのため今後は吸着材のより安定的な処分方法について検討する必要がある。