佐野 翔 さんが第93回日本生化学会大会で若手優秀発表賞を受賞
2020/11/24
- システム理工学専攻
【受賞者】
佐野 翔 さん(システム理工学専攻2年)
【指導教員】
廣田 佳久 准教授(生命科学科)
【学会?大会名】
第93回日本生化学会大会
【賞名】
若手優秀発表賞
【発表題目】
PARP-1によるビタミンK変換酵素
UBIAD1の転写活性化機構
佐野 翔 さん(システム理工学専攻2年)
【指導教員】
廣田 佳久 准教授(生命科学科)
【学会?大会名】
第93回日本生化学会大会
【賞名】
若手優秀発表賞
【発表題目】
PARP-1によるビタミンK変換酵素
UBIAD1の転写活性化機構
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ビタミンK変換酵素として我々が同定したUBIAD1は、食事から摂取されたビタミンKを、
骨形成や血液凝固などに強い生理作用を示す活性型と考えられるビタミンKに変換する役割を担います。
これまでに、UBIAD1の転写調節機構に関してはほとんど報告がありません。
そこで本研究では、UBIAD1遺伝子の発現制御機構の解明を目指しました。
【研究内容】
我々は、UBIAD1の転写調節部位に結合するタンパク質を網羅的に解析し、特異的に結合するPARP-1を見出しました。
この培養細胞内のPARP-1は、発現量に依存して、
UBIAD1やUBIAD1によるビタミンK変換活性が連動して変化することが分かりました。
【今後の展望】
本研究より、UBIAD1遺伝子の発現制御機構にPARP-1が関与する可能性を見出しました。
将来的に、UBIAD1遺伝子の発現調節機構が明らかになれば、
ビタミンKの重要性が分子レベルで明らかになることが期待されます。
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