岡本 直己 さんが欧洲杯足彩app下载_欧洲杯下注平台-【直播*网站】2年度空気調和?衛生工学会大会(オンライン)で優秀講演奨励賞を受賞

【研究目的】
一般的に建築物で使用されるエネルギーは、空調設備関連が最も大きく全体の約4～5割を占めます。
そのため、建築物の省エネルギーを実現する上では、より高効率な空調システムの開発が求められています。
また、それは居住者にとっての快適性を維持する必要があり、いかに省エネ性と快適性を両立するかが課題となっています。
そこで、事務所ビルに導入予定であり従来の空調と比べ省エネ効果が期待される“変風量コアンダ空調システム”について、解析ソフトを用いたシミュレーションや実大実験室における被験者実験などの検証による評価を目的としました。

【研究内容】
これまでの研究成果はコアンダ空調※にとって理想的な平滑面であることが前提であったため、本研究にて天井の仕上げ材や障害物を再現し、それらの影響を検証しました。
結果として、天井の仕上げ材による影響や火災報知器程度の障害物による影響はなく、システム本来の性能を発揮できることを示しました。
※コアンダ空調…流体が面に沿って流れるコアンダ効果を利用した空調方式。

【今後の展望】
新たなスタンダードとなる省エネ建築において、本研究の知見を活かした空調システムが世の中に普及することが望まれます。
今後は、本システムを採用した実建物において温熱環境の測定や利用者へのアンケート調査を行い、性能を検証していきます。