東 晃希 さんが情報処理学会 第83回全国大会で学生奨励賞を受賞

2021/03/25
  • 情報工学科
Higashi
賞状Higashi
【受賞者】
東 晃希 さん(情報工学科4年)

【指導教員】
菅谷 みどり 教授(情報工学科)

【学会?大会名】
情報処理学会 第83回全国大会

【賞名】
学生奨励賞

【発表題目】
fogcached-ros : ハイブリッドメインメモリKVSサーバミドルウエアの提案

【研究目的】
ロボットを考慮した、エッジサーバの応答性と信頼性を実現することです。

【研究内容】
本研究はエッジコンピューティングの応答性と信頼性を両立させる研究であるfogcached(2019年)を先行研究としています。
既存のロボットアプリケーションやfogcachedを変更することなく、これらが連携するようにロボット向けミドルウェアであるROSを拡張しました。
また、連携部分のAPIの評価やクラウドを含めた構成で評価を行いました。

【今後の展望】
現在の多方面で利用されているシステムの多くはクラウドコンピューティングです。
この研究で取り扱っているエッジコンピューティングはクラウドコンピューティングの遅延や過負荷という課題を解決する重要な技術です。
また、ロボットもドローンをはじめとする多くの方面で活躍しています。
ロボットを利用したエッジコンピューティングの研究はまだ少なく、クラウドの利用にとどまっています。今後、ロボットは増えていくと予想されています。
そうした中で、エッジコンピューティングはロボットと深く結びつき、社会で利用されるのではないかと考えています。
今回の研究では一台のロボットでの評価になりました。実際に想定される環境は複数台ロボットであるため、さらなる評価が必要です。
さらに、先行研究であるfogcachedは不揮発性メモリを利用しています。不揮発性メモリという特徴を、エッジコンピューティングでの信頼性の向上に生かすことができれば、より効果的なエッジサーバになると考えています。

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