小原 雅子 さんが第30回ライフサポート学会フロンティア講演会でライフサポート学会 奨励賞を受賞
2021/03/31
- システム理工学専攻
【受賞者】
小原 雅子 さん(システム理工学専攻2年)
【指導教員】
中村 奈緒子 助教(生命科学科)
【学会?大会名】
第30回ライフサポート学会フロンティア講演会
【賞名】
ライフサポート学会 奨励賞
【発表題目】
脱細胞化大動脈の内腔表面における血栓形成と細胞挙動に関する研究
小原 雅子 さん(システム理工学専攻2年)
【指導教員】
中村 奈緒子 助教(生命科学科)
【学会?大会名】
第30回ライフサポート学会フロンティア講演会
【賞名】
ライフサポート学会 奨励賞
【発表題目】
脱細胞化大動脈の内腔表面における血栓形成と細胞挙動に関する研究
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生体組織から細胞を除去した脱細胞化組織は生体内への移植時に良好な結果を得られているがそのメカニズムは未だに解明されていません。
本研究では脱細胞化大動脈が生体内で良好な反応を示すメカニズム解明を目指して、脱細胞化大動脈の表面構造が血栓形成と細胞挙動に与える影響を明らかにすることを目的としました。
【研究内容】
脱細胞化大動脈は処理方法によらず抗血栓性が高く、中でも高静水圧処理(HHP)の脱細胞化大動脈は特に抗血栓性が高いことがわかりました。
また、血管内にある内皮細胞、平滑筋細胞は表面構造の違いを認識し、生体内に近い環境では生体内での反応を再現することができました。
【今後の展望】
脱細胞化大動脈が良好な反応を示す要因を突き止めることで、工学的に再現できることなど良好な機能を有する人工血管の開発の発展へと繋がると考えています。
今後は表面構造だけでなく表面の成分が与える影響についても明らかにする必要があると思います。
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