淡中 菜央 さんが日本建築材料学会で優秀学生賞を受賞

【研究目的】
?コンクリート中の鉄筋の腐食状況を非接触的に把握できれば、一般的に使用されている鉄筋コンクリート構造物はもちろん、歴史的建造物などの景観維持に厳しい建築物の保存?修復にとって大きな助けとなるため、これの技術を確立することは建築物の劣化診断において非常に有意であると考え、研究を行いました。

【研究内容】
?非接触的にコンクリートの表面形状を計測することによって、コンクリート内部の鉄筋の腐食状況を推定する方法を検討しました。

【今後の展望】
?この評価方法が確立されれば、歴史的建造物の維持管理にも非常に貢献でき、マンションなどの一般的な構造物においても構造物に一切損傷を加えないことに加え、はつり作業による騒音を軽減することや、手間や時間を最小限に抑えることができ、より多くの建築物の維持管理に貢献できるようになると考えます。