松本 ?奈さんがInternational Conference on Interdisciplinary Computer Science and Engineering 2021にてBest Paper Awardを受賞

【研究目的】
本研究は、飛行機内における不快感の一つの要因である機内空調に着目し、クールチェアのような椅子全体のパーソナル空調システムの研究です。各部位に適切な気流を送ることを目的とし、パーソナル空調の位置や設定温度を模索することを目標としています。

【研究内容】
飛行機内という特殊な環境下で、各部位に適切な気流を送るために、椅子全面を使った空調システムを提案し、その効果や機能性を流体シミュレーションで検証しました。結果として、各部位に影響を及ぼしている対流やその対流を生み出している吹出口の位置、人体の熱的快適性が保たれる最適なパーソナル空調の設定温度を明らかにしました。

【今後の展望】
今後の展望として、各個人の温冷感にあった空調制御を目指し、各個人の理想温度を提案する手法を模索していきたいと考えています。そして、熱的快適性維持について実人体に向けに検証実験を行い、パーソナル空調の実装を目指していきます。