原田真宏教授が日本建設業連合会による日建連表彰BCS賞を受賞

2021/09/27
  • 建築学部
2021年9月1日、第62回BCS賞の発表が行われ、建築学科の原田真宏教授が設計?監理を手がけた「知立の寺子屋」が受賞しました。1960年に創設された歴史ある本賞は建築家によるデザインに加えて、建築主、施工者の理解や貢献までもが評価される総合的な建築賞であり、本年は25都道府県から74件の応募があり、15作品が選定されました。
原田真宏教授コメント
愛知県知立市に位置する「知立の寺子屋」は、地域の子供を対象とする学童保育施設に、コミュニティーカフェが併設された複合施設です。知立市は旧東海道の39番目の宿場町で、社寺が立ち並ぶ歴史的な地域でもあり、ここに産業用ロボットを世界的に供給する事業主が自然科学実験を教える学童施設を作るということで、通常は相反して捉えられる「歴史」と「自然科学」の共存が求められました。
これを二つの鳥居状の柱?梁に間に、木材による編み物のような柔らかな屋根を掛け渡すことで、旧東海道の正面側から見れば門構とその奥のより高い共に平入の社寺のような屋根並みであり、側面から見れば自然科学の最も基底的な形状であるカテナリーカーブ(懸垂曲線)とすることで応えました。この歴史性を伴った地域のへの応答と、柔らかな木造屋根架構が高く評価され受賞となりました。
建築に関係されたすべての方々と共に、様々にサポートして下さった同僚の先生方、職員の方々、そして学生たちに、深く感謝いたします。
harada
知立の寺子屋01
知立の寺子屋02
知立の寺子屋03

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