堤田 耕平さんが一般社団法人 軽金属学会 創立70周年記念第141回秋期大会にて優秀ポスター発表賞を受賞
2021/11/24
- 機械工学専攻
【受賞者】
堤田 耕平 さん(機械工学専攻2年)
【指導教員】
吉原 正一郎 教授(デザイン工学科)
【学会名】
一般社団法人 軽金属学会 創立70周年記念第141回秋期大会
【賞名】
優秀ポスター発表賞
【発表題目】
培地流動下における純マグネシウム円管内の腐食挙動に及ぼす粘性の影響
堤田 耕平 さん(機械工学専攻2年)
【指導教員】
吉原 正一郎 教授(デザイン工学科)
【学会名】
一般社団法人 軽金属学会 創立70周年記念第141回秋期大会
【賞名】
優秀ポスター発表賞
【発表題目】
培地流動下における純マグネシウム円管内の腐食挙動に及ぼす粘性の影響
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本研究は、マグネシウム合金ステント(血管が狭くなった際に使用される医療機器)の実用化を最終目的としています。ステントの材料にマグネシウムを使用する利点は、極めて腐食しやすく、血管を拡張しながら体内に吸収されるため、摘出手術が不要であることです。また、必須元素であるため、体内に吸収されても無害であることも挙げられます。しかし、あまりに早く血管内で消滅してしまうため、実用化には腐食速度の制御が課題となります。そこで、血液の特性の1つである“粘性”に着目し、マグネシウムの腐食挙動に及ぼす影響の調査をいたしました。
【研究内容】
発表では、腐食液に3条件の粘性を設定して、流動環境下での腐食実験を行いました。また、数値流体解析(CFD)を援用して、流体の粘性にも依存する壁面せん断応力を調査しました。腐食実験とCFDの両面から、流体の粘性が純マグネシウムの腐食挙動に及ぼす影響を考察しました。
【今後の展望】
今後は下記2点を検討しています。
- 血管内でのステントの拡張動作による残留応力およびひずみが、腐食挙動に与える影響を調査する。
- CFDを用いて、血流による壁面せん断応力の影響を受けにくいステントの形状を設計、検証する。
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