内山 駿さんがThe International Society of Disaster Risk ManagementにてYoung scientist session awardを受賞

2021/11/30
  • システム理工学専攻
【受賞者】
内山 駿さん(システム理工学専攻1年)

【指導教員】
ヤスミン バタチャリヤ 助教
(環境システム学科/先進国際課程)

【学会名】
the International Society of Disaster Risk Management (IDRiM)

【賞名】
Young scientist session award

【発表題目】
Flood mitigation analysis with Low Impact Development technologies based on Urban Planning scenarios using SWMM: A case study in Saitama city, Japan
(Low Impact Development (LID/低影響開発)を用いた都市空間計画による内水氾濫対策効果の検証 -さいたま市を対象として―)
受賞本文写真_内山さん
【研究目的】
近年、豪雨の局地化により内水氾濫が多発しており、従来の下水道整備等の人工的な雨水管理のみでは対応が難しくなっています。そこで、雨庭?緑の屋根?透水性舗装等の自然の力を活用した対策 “LID/低影響開発” を都市内に分散させて被害を抑えるという新たな雨水管理手法の有効性を検証しました。

【研究内容】
本研究では、対象敷地内の土地利用の状況に合わせて6つのLIDを可能な限り分布させ、その効果をStormwater Management Modelを用いたシミュレーションにより検証しました。長時間強雨(台風)時にはほとんど効果はみられなかったですが、短時間強雨(ゲリラ豪雨)時には、内水氾濫の被害を大きく減少させる効果が示されました。これにより、LIDという都市内での新たな雨水管理手法のポテンシャルの高さが示されました。

【今後の展望】
今後は、LID分布計画の見直し、長期間での効果の検証等を含めたより実践的な研究にしていきたいです。

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