勝亦 祐介さんがINTERFINISH2020 20th World CongressでStudent Awardを受賞

2022/02/18
  • 材料工学専攻
【受賞者】
勝亦 祐介 さん(材料工学専攻2年)

【指導教員】
湯本 敦史 教授(材料工学科)

【学会名】
INTERFINISH2020 20th World Congress

【賞名】
Student Award

【発表題目】
Fabrication of gadolinia-doped ceria films deposited via supersonic free-jet PVD
(超音速フリージェットPVDによるガドリニアドープセリア膜の作製)
受賞本文写真_勝亦さん
【研究目的】
熱を電気に変換する発電デバイスとして固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)は、他のデバイスと比較して高い発電効率が期待できます。SOFCの発電効率は、電解質材料によって大きく影響します。本研究は、芝浦工業大学発の新技術である「超音速フリージェットPVD」という成膜技術を用いてSOFC用の電解質材料を目指しています。
超音速フリージェットPVDを用いて高発電効率を実現する次世代SOFCを開発すること、SOFCの新しい製造方法として超音速フリージェットPVDの実用化を目指す研究について、INTERFINISH2020 20th World Congressにてポスター発表を行い、Student Awardを受賞しました。
 
【研究内容】
超音速フリージェットPVDは、ナノメートルサイズの粒子をマッハ4.5(約5km/s)の超音速ガス流で加速させ基板にナノ粒子を堆積?膜を形成する新技術で、本法をSOFCの製造法として適用検討しました。
 
【今後の展望】
固体酸化物形燃料電池は、有害物質の発生などが無いクリーン創エネ技術であり、発電効率の向上と製造技術の確立は将来の水素社会?脱炭素化の一翼を担う材料技術になる可能性があります。

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