関 健太さんが第13回建築コンクールで佳作を受賞
2022/03/17
- 建設工学専攻
【受賞者】
関 健太 さん(建設工学専攻2年)
【指導教員】
原田 真宏 教授(建築学科)
【学会名】
公益社団法人愛知建築士会名古屋北支部主催
第13回建築コンクール
【賞名】
佳作
【作品テーマ】
「離れ た建築」
関 健太 さん(建設工学専攻2年)
【指導教員】
原田 真宏 教授(建築学科)
【学会名】
公益社団法人愛知建築士会名古屋北支部主催
第13回建築コンクール
【賞名】
佳作
【作品テーマ】
「離れ た建築」
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これはとある住宅の敷地内、約9㎡の小さな中庭にある数人がお茶をするための茶室のような作用と画家が作品を披露できる最小限の美術館のような建物(離れ)です。私の母の友人から依頼をいただいたこの実施プロジェクトは、限られた予算のためセルフビルドが選択され、数人の学生が主体となって設計から施工のすべての制作を行いました。これを通して在学中では経験することの難しい「実際に設計したものを実際につくる」ということの難しさと喜びを体感しました。自身の修士研究のきっかけにもなったこの作品がこのようなかたちで評価いただけたことは大変光栄です。この場を借りてこの建築に関係されたすべての方々と共に、未熟な学生を信じてくださいました施主さん、アドバイスをしてくださいました建築家の先生方、そして共に制作を成し遂げてくれた同学年の仲間に深く感謝いたします。
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敷地である既存の中庭の「高さ」に目をつけ、平面的な狭さを解消しながら断面方向に広がりが感じられる壁面と空間、さらに天窓からやわらかい光がふりそそぐ非日常的な場所を設計しました。この建築(離れ)は、母屋の傍にありながら、まちのそばにあるような存在です。竣工後は施主さんに加えて敷地外(まち)に住む多彩な人々へと開かれました。住人の心の中に“さまよう”とも解釈できる場(離れ)がもっているだろう「いえとまちの間」という性格の佇まいを実現することができたと確信しています。
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