永澤 花夏さんが第24回化学工学会学生発表会で学生優秀賞を受賞

2022/03/26
  • 応用化学科
【受賞者】
永澤 花夏 さん(応用科学科4年)

【指導教員】
野村 幹弘 教授(応用化学科)

【学会名】
第24回 化学工学会学生発表会

【賞名】
優秀賞

【発表題目】
高温ガス分離用シール材の開発
受賞本文写真_永澤さん
【研究目的】
水素エネルギー社会の実現に向けて、膜分離技術は、高純度水素ガスを得ることができる効率的な技術として注目されています。本研究では、膜分離をより効率よく行うためのシール材について検討しており、特に300℃以上の高温条件下におけるガラスシールについて調査を行いました。
 
【研究内容】
ガラスを使用し、分離対象となるガス分子のリーク量を測定することで、高温条件下でのシール性検討を行いました。高融点のガラスを用いることで、460℃においても高いシール性を維持することに成功しました。
 
【今後の展望】
近年、膜分離に加え、約600℃での高温条件下にて、反応と分離を同時に行う膜反応器の研究が進められています。ガラスシールによる高温での高シール性が実現できれば、膜反応器の省エネ化に貢献できると考えています。今後は高温での長時間耐久についても検討を行っていきます。

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