環境設計研究室チームが大宮ストリートプランツプロジェクトの共同研究者として国土交通大臣賞を受賞

2022/04/13
  • 環境システム学科

 大宮駅東口エリアでアーバンデザインセンター大宮UDCOが中心となり実施してきた「ストリートプランツプロジェクト」が、第2回グリーンインフラ大賞国土交通大臣賞(都市空間部門)を受賞しました。環境設計研究室(担当教員 環境システム学科 鈴木 俊治教授)はUDCOとの共同研究として、対象地区の街路の景観、サイン、屋外空間のアクティビティ調査などを過去数年間にわたり実施しており、この度プロジェクトメンバーの一員として表彰されました。
本文_鈴木先生表彰式の様子(鈴木 俊治教授:写真後列中央)
 2021年度のストリートプランツプロジェクトは、大宮駅東口中央通りを対象として実施されました。鈴木教授は、共同研究の取り組みについて、「環境設計研究室では従来から都市空間における人の流れや滞留活動などに着目してきましたが、今回のプロジェクトではそれらに加えて緑視率(歩行者の視野における緑の占める割合)、街路の熱環境(緑が増えたことによる変化)の実測調査を行い、ストリートプランツによる影響を計測しました。同時に沿道事業者のヒアリングを行い、プロジェクトの影響や効果、今後の期待などについて調査しました。都市デザインに際し、物的環境に関するデータ及び沿道事業者の意向を踏まえて行うことは、物的にも心理的にも快適で多くの人々に使われる都市空間づくりにつながります。今回の取り組みはその端緒を開くものです」とし、「これからも関係機関の皆さんと協働で研究活動を継続し、緑豊かなまちづくり、快適な街路環境づくり貢献していきたいと思います」と話しました。
図_鈴木先生大宮中央通り地点別緑視率 ー歩行者の視野における緑の位置と比率ー
(環境設計研究室 2021年度 有賀さや 卒業研究より)

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