SIT総合研究所 渡邉 智洋先生が7th International Conference on Control and Robotics Engineering (ICCRE 2022)でBest presentation awardを受賞
2022/04/27
- 建築学部
2022年3月28日に横浜で開催された卒業設計展「赤れんが卒業設計展」において、建築学科4年(受賞当時)の安藤尚哉さん(指導教員 原田 真宏教授 建築学科)が最優秀賞を受賞しました。 作品テーマは『転生するシンボル -スポリア的操作による都市文化の継承と更新-』。電波塔としての役割を終え老朽化の進む東京タワーを分割解体し、新たな都市施設の一部として活用することで、都市の記憶を継承する提案であり、その力強い造形と共に、近代の歴史性を扱う新しい手法としても高く評価されました。
「赤れんが卒業設計展」は建築学生による卒業設計作品を集め、展示?公開審査を行う全国公募制のイベントで、卒業設計展としては国内最大規模となります。 今回で19回目の開催となり、今回は全国から550以上の応募作品が集まりました。
「赤れんが卒業設計展」は建築学生による卒業設計作品を集め、展示?公開審査を行う全国公募制のイベントで、卒業設計展としては国内最大規模となります。 今回で19回目の開催となり、今回は全国から550以上の応募作品が集まりました。
● 作品テーマ 『転生するシンボル ースポリア的操作による都市文化の継承と更新ー』
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● 作品について
電波塔としての役割を終え老朽化の進む東京タワーを分割解体し、オブジェクトと捉え空間に転じることを目指しました。戦車の鉄骨を用いて建設された東京タワーは戦争という記憶を継承し、戦後復興を示すシンボルとなった。そのタワーが持つ形態を転用し、新たな施設として活用することで都市の記憶を継承することを提案しました。
東京タワーというトラス構造体を分割し、キャラクターを与え、タワーの麓にある芝公園のいくつかのコンテクストとそれら選定敷地の問題点とを掛け合わせることにとても苦労しましたが、東京タワーという日本のランドマークの存在意義を大きな問いとし、「継承」というキーワードのもと取り組んだ本提案を一つの解答として導くことができたと思います。
電波塔としての役割を終え老朽化の進む東京タワーを分割解体し、オブジェクトと捉え空間に転じることを目指しました。戦車の鉄骨を用いて建設された東京タワーは戦争という記憶を継承し、戦後復興を示すシンボルとなった。そのタワーが持つ形態を転用し、新たな施設として活用することで都市の記憶を継承することを提案しました。
東京タワーというトラス構造体を分割し、キャラクターを与え、タワーの麓にある芝公園のいくつかのコンテクストとそれら選定敷地の問題点とを掛け合わせることにとても苦労しましたが、東京タワーという日本のランドマークの存在意義を大きな問いとし、「継承」というキーワードのもと取り組んだ本提案を一つの解答として導くことができたと思います。
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● 受賞について
大胆かつ乱暴な内容と感じさせる提案であったにも関わらず、多くの方の目に留まったこと、そして国内最大規模の卒業設計展にて評価を頂けたことは素直に嬉しく思います。
それらは全て、本学の先生方そして、指導教員である原田先生はじめ研究室の先輩方、最後までこんな自分に付いて来てくれた沢山の後輩達の支えあっての結果だと心の底から感じています。
苦しみながらも、挑み続けた問いから卒業設計として一つの結論に帰着しましたが、様々な評価を頂く中に、別の問いを発見しました。その問いを模索し続けることを含め、改めてこの先も建築を生業としていく覚悟が定まったと思います。今後も築き続ける信念を貫きつつ、初心を忘れずに世のため人のために尽くせる人間になろうと思います。
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