吉原拓実さんと杉山真道さん(連名)がCOLOR MDF DESIGN COMPETITIONで最優秀賞を受賞
2022/06/29
- 建築学専攻
「COLOR MDF DESIGN COMPETITION」において、建築学専攻修士2年の吉原拓実さんと杉山真道さん(指導教員 篠崎 道彦 教授 建築学科)が最優秀賞を受賞しました。作品テーマは『もくろす~木を編む~』です。





photo by Hayato Kurobe
● 発表作品について
材料にカラーMDF?を使用すること、木材加工サービスEMARF?で製作可能であることが本コンペの条件でした。
私たちは布の織り方にヒントを得て、カラーMDFの魅力を最大限に活かし、欠点を補うデザインを考えました。今回制作した椅子は、ピンと伸びた経糸のような真っ直ぐな部材と、経糸の間を縫うように走る緯糸のような波打った部材によって、面を織りなすというデザインです。複数の部材が集まることで、人に触れる座面と背もたれに切断面が表れ、構造的な強さを持った曲面が成立しています。
さらに、布の動きと組織に注目してみると、布を「巻く」ことで花瓶のような円筒ができたり、既製品の椅子に布を「掛ける」ことで座面を乗っ取ることができたり、布組織のスケールを「拡大」することで波打った緯糸が棚板に見えてきたり、布組織を「分解?再構築」することで机ができたりします。
このように木を編むというデザインはさまざまな展開の可能性を秘めています。
1 MDF -木材などの植物繊維を原料とし、ドライプロセスによって製造される繊維板
2 EMARF - CADデータをオンラインから入稿するだけで、木製のパーツを手元に調達することができるVUILD株式会社が提供しているサービス
● 受賞について
まず、最優秀賞を取れたことが嬉しく思います。そして、実際に作品を製作することができ、展示する機会にも恵まれ、とても良い経験となりました。また、展示した作品が売れたことで、設計に対する自信もつきました。
材料にカラーMDF?を使用すること、木材加工サービスEMARF?で製作可能であることが本コンペの条件でした。
私たちは布の織り方にヒントを得て、カラーMDFの魅力を最大限に活かし、欠点を補うデザインを考えました。今回制作した椅子は、ピンと伸びた経糸のような真っ直ぐな部材と、経糸の間を縫うように走る緯糸のような波打った部材によって、面を織りなすというデザインです。複数の部材が集まることで、人に触れる座面と背もたれに切断面が表れ、構造的な強さを持った曲面が成立しています。
さらに、布の動きと組織に注目してみると、布を「巻く」ことで花瓶のような円筒ができたり、既製品の椅子に布を「掛ける」ことで座面を乗っ取ることができたり、布組織のスケールを「拡大」することで波打った緯糸が棚板に見えてきたり、布組織を「分解?再構築」することで机ができたりします。
このように木を編むというデザインはさまざまな展開の可能性を秘めています。
1 MDF -木材などの植物繊維を原料とし、ドライプロセスによって製造される繊維板
2 EMARF - CADデータをオンラインから入稿するだけで、木製のパーツを手元に調達することができるVUILD株式会社が提供しているサービス
● 受賞について
まず、最優秀賞を取れたことが嬉しく思います。そして、実際に作品を製作することができ、展示する機会にも恵まれ、とても良い経験となりました。また、展示した作品が売れたことで、設計に対する自信もつきました。
お問い合わせ
芝浦工業大学 企画広報課
〒135-8548 東京都江東区豊洲3-7-5(豊洲キャンパス本部棟2階)
TEL:03-5859-7070 / FAX:03-5859-7071
E-mail:koho@ow.shibaura-it.ac.jp