芳賀一樹 さんが10th Biennial Meeting of the Society for Free Radical Research AsiaでYoung Investigator Awardを受賞
2022/11/16
- システム理工学専攻
【受賞者】
芳賀一樹 さん(学科/システム理工学専攻 修士1年)
【指導教員】
福井浩二 教授(生命科学科)
【大会名】
10th Biennial Meeting of the Society for Free Radical Research Asia
【賞名】
Young Investigator Award
【発表題目】
Toward elucidating relationship between intracellular Ca2+ dynamics and neurite degeneration
(細胞内Ca2+ダイナミクスと神経突起変性における関係の解明に向けて)
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高齢者数の増加に伴い、アルツハイマー病やパーキンソン病などの患者数が増加しています。これらの疾患は、初期に共通して神経突起変性が生じていることが報告されています。本研究では、神経細胞を用いて神経突起変性が生じるメカニズムの解明を目指しています。
【研究内容】
これまでの研究から、神経突起変性が細胞内のカルシウム恒常性の崩壊と関連している可能性が示唆されました。そこで、神経突起変性を誘導した際の細胞内カルシウム濃度の変化と濃度調節に関わるミトコンドリア?小胞体に着目して、メカニズムの解明を試みました。
【今後の展望】
本研究の結果から、神経突起変性が誘導された際に、ミトコンドリアの機能不全が引き起こされている可能性があります。今後は、ミトコンドリアの機能や関連タンパク質の変化について検討します。神経突起変性のメカニズムを解明することで、アルツハイマー病やパーキンソン病の予防?治療法確立の一助になることが期待されます。
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