松浦　黎 さんが第56回リバネス研究費 池田理化再生医療研究奨励賞で研究助成に採択されました。

【研究目的】
腎臓移植にはドナー不足や免疫拒絶反応の課題があります。そこで、免疫拒絶反応を起こさないような再生腎臓を作製することを目指しています。本研究で作製する再生腎臓はドナー不足の課題解決にも貢献できると考えています。
 
 【研究内容】
免疫拒絶反応を起こさない脱細胞化腎臓を作製します。この脱細胞化腎臓に細胞を注入することで細胞接着性などを評価しています。また、再生腎臓作製に向けて脱細胞化腎臓の臓器培養を行うことで機能再生を目指しています。

【今後の展望】
本研究の技術を応用することで腎不全の治療に貢献できると考えられます。今後の展望としては、細胞接着性の良好な条件で再生腎臓作製に必要な種々の細胞を播種し、臓器培養をしたいと考えています。