吉田准教授が科学技術への顕著な貢献2022(ナイスステップな研究者)に選定されました
2022/12/20
- 機械機能工学科
吉田 慎哉准教授 (機械機能工学科)
【研究題目】
飲み込み型(可食型)デバイスの研究開発―飲むだけで身体の調子や体内環境を測定できる未来を目指して―
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【研究目的】
ウェアラブルデバイスなどを用いて生体情報を日々測定することは、病気の早期診断や予防、パフォーマンスの向上に貢献できます。しかし、体の外からの測定では、データの精度や種類には制約があります。そこで、吉田准教授の研究グループらは、未来のヘルスケアデバイスの一つとして、体の中から生体情報を取得するための飲み込み型(可食型)デバイスを開発しています。
【研究内容】
近年、吉田准教授らは、飲み込み型デバイスの第一弾として、胃酸電池で充電する「飲む体温計」thermopill?を開発しました。このデバイスは、胃の中に入ると発電してデバイスを充電します。このエネルギーを使用して、体の奥底の体温、すなわち深部体温を継続的に測定します.これにより、健康状態を把握するための重要な指標の1つである安静時の基礎体温や,深部体温とそのリズム(概日リズム)を簡単かつ正確に測定できます。
【今後の展望】
この「飲む体温計」の用途は、アスリートのパフォーマンス向上や熱中症?低体温症の防止、睡眠障害の診断や経過観察、動物の繁殖管理などが挙げられます。現在、医療機器承認と社会実装に向け、デバイスの製造技術の開発が進められています。今後、ニーズに合わせて、ガスセンサやpHセンサ、圧力センサ、血液センサなどが搭載されることで、体内環境を詳細に測定できるデバイスが創出されることが期待されます。本研究は、人々の健康増進に大きく貢献する可能性を秘めています。
ウェアラブルデバイスなどを用いて生体情報を日々測定することは、病気の早期診断や予防、パフォーマンスの向上に貢献できます。しかし、体の外からの測定では、データの精度や種類には制約があります。そこで、吉田准教授の研究グループらは、未来のヘルスケアデバイスの一つとして、体の中から生体情報を取得するための飲み込み型(可食型)デバイスを開発しています。
【研究内容】
近年、吉田准教授らは、飲み込み型デバイスの第一弾として、胃酸電池で充電する「飲む体温計」thermopill?を開発しました。このデバイスは、胃の中に入ると発電してデバイスを充電します。このエネルギーを使用して、体の奥底の体温、すなわち深部体温を継続的に測定します.これにより、健康状態を把握するための重要な指標の1つである安静時の基礎体温や,深部体温とそのリズム(概日リズム)を簡単かつ正確に測定できます。
【今後の展望】
この「飲む体温計」の用途は、アスリートのパフォーマンス向上や熱中症?低体温症の防止、睡眠障害の診断や経過観察、動物の繁殖管理などが挙げられます。現在、医療機器承認と社会実装に向け、デバイスの製造技術の開発が進められています。今後、ニーズに合わせて、ガスセンサやpHセンサ、圧力センサ、血液センサなどが搭載されることで、体内環境を詳細に測定できるデバイスが創出されることが期待されます。本研究は、人々の健康増進に大きく貢献する可能性を秘めています。
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