桑原 世紀 さんが（社）電子情報通信学会　東京支部学生会研究発表会で東京支部学生奨励賞を受賞

【研究の目的】
テクスチャ画像は3DCG作品などの印象に影響を与える場合があるため、作品を目的の表現に近づけるためには多様なテクスチャ画像の候補を用意することが望まれます。
しかし、テクスチャ画像の収集や制作には労力が掛かります。
そこで、元のテクスチャ画像の特徴を保持した多様なテクスチャ画像を生成する機能の実現を目指しました。

【研究内容】
入力画像の特徴を保持した多様なテクスチャ画像を生成するために、入力画像を特徴データに変換し、特徴データのバリエーションを増加させたものを使用して画像生成を行いました。
また、特徴データと生成画像の関係を調査し、テクスチャ画像の「構造」、「質感」、「色味」について変化の度合いを指定する機能を実現しました。

【今後の展望】
3DCG制作の労力を削減し、思い通りの表現を実現する手助けになれることを期待しています。
今後は、一般的なテクスチャ画像を入力とした時の精度向上や、よりユーザの意図を反映するシステムの実現が課題となります。