「インクルーシブデザイン アイデアソン2023」が開催されました
- お知らせ
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9月14日から3日間、豊洲キャンパスで「インクルーシブデザイン アイデアソン2023」が開催されました。デザイン工学部が、NPO法人インクルーシブデザインネットワークの主催するアイデアソンに開催場所?運営?学生の参加を協力して実施したものです。デザイン工学科の生産プロダクト系3年生の希望者とデザイン工学科橋田教授の研究室大学院生2名が運営の手伝いも含めて参加しました。
アイデアソンでは、インクルーシブデザインのプロセスを踏み、普段製品ユーザーとして除外されてきたユーザー(高齢者?障がい者?外国人など)を、製品開発の上流に組み込んだデザイン提案方法を学びます。参加者は、大学生と一般企業のデザイナーを混成したチームを作り、コミュニケーションを図りました。
今回のワークショップでは、社会で活躍している障がい者(視覚障がい者1名、四肢障がい者3名、聴覚障がい者2名)をリードユーザーとして迎え、6チームに分かれて、豊洲キャンパスから有明や月島へフィールドリサーチに出かけました。「さあ、街に出かけよう。ウェアラブルなインクルーシブデザイン」をテーマとして、リードユーザーとの対話?観察を経て、プロダクトアイデアを発想していきました。3日目にはチームそれぞれが、リードユーザーの抱える「おしゃれして街に出かけたい」?「私の生活スタイルに合うカバンがほしい」?「お箸でラーメンを食べたい」といった要望に沿ったプロダクトを提案?発表しました。
プレゼンテーション発表会には、インクルーシブデザインネットワークの名誉顧問にご就任された瑶子女王殿下もご臨席され、開催されました。参加者から積極的な質問、コメントもあり、発表者と参加者が相互に刺激し合う学びのあるイベントとなりました。
詳細情報が必要な方は、実行委員のデザイン工学科橋田規子教授まで問い合わせください。
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