在東京イタリア大使館と共同で日伊間バーチャルワークショップ実施

2020/09/08
  • グローバル

高効率の再生可能エネルギーシステムについて議論


芝浦工業大学は在東京イタリア大使館と共同で、6月23日にバーチャルワークショップを開催し、気候変動と再生可能エネルギーについて意見交換を行いました。
このワークショップは芝浦工業大学工学部 Paolo Mele教授、在東京イタリア大使館科学顧問Enrico Travers教授が中心となって実施したものです。テーマは再生可能エネルギー。イタリアと英国は、2021年に開催される次の気候変動会議の第26回セッション(COP26)を共催するため、再生可能エネルギーに関する日本との議論は、課題解決のために不可欠なものとして、今回企画されました。
特に、ワ-クショップでは、再生可能エネルギーシステムの材料開発を通じてエネルギー効率を改善する側面に焦点を当てました。日伊の研究者が、低損失の電気輸送用超電導ケーブル、エネルギー変換に最も効率的なデバイスである燃料電池、廃熱を回収する熱電材料、効率が向上した太陽電池用の新しいペロブスカイト材料などのトピックについて意見交換をしました。

スピーカーとテーマ

?芝浦工業大学学長 村上雅人教授-「超伝導体は地球を救うことができるか?」
ローマ大学 Elisabetta Di Bartolomeo教授-「固体酸化物燃料電池の革新的なアノード:酸化還元安定性と触媒活性に関する洞察」
材料研究機構(NIMS) 森孝雄教授-「IoTエナジーハーベスト用の熱電材料とモジュールの開発」
イタリア工科大学(IIT) Annamaria Petrozza上級研究員-「オプトエレクトロニクス用途向けのハロゲン化金属ペロブスカイト半導体を安定化するための欠陥物理の理解」


成果は今後の国際共同研究に活用

?終了後のミーティングでは指導した教員から、「もともと芝浦工業大学で実施する予定だったこのイベントがコロナ禍により急遽オンラインでの実施になったが、予定通りワークショップを成功させたことは大変貴重な経験になった。ぜひ今後につなげたい」とのコメントが寄せられました。


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