4施設のサービスロボットが連携 オンライン見学会を実施

2021/07/27
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7月30日ユニバーサル未来社会推進協議会ロボットショーケースで実証実験

ロボットサービスイニシアチブ(RSi)と芝浦工業大学(東京都港区/学長 山田純)工学部機械機能工学科松日楽教授は、2021年7月30日ユニバーサル未来社会推進協議会ロボットショーケースにて、「コミュニティサービスロボット」のコンセプトのもと共通インターフェースで4施設(深川江戸資料館、東京都立産業技術研究センタ―、会津大学先端ICTラボ、産業技術大学院大学)の各ロボットを連動させ、サーバー(青山学院大学附置情報メディアセンター協力)を強化し、ロボットを介したオンライン施設見学を実施します。
種類や機能の違う各ロボットを共通通信プロトコル(RSNP:Robot Service Network Protocol)でネットワークに繋ぐことで、ロボット?施設間の情報を共有できます。とくに今回は、共通の遠隔操作インターフェースにより、操作の共通化も図っています。コロナ禍での人との接触低減においても多様なロボットによるサービスが可能となります。
【芝浦工業大学ニュース】4施設のサービスロボットが連携 オンライン見学会実施.pdf
文部科学省ユニバーサル未来社会推進協議会ロボットショーケース
7月30日(金)14:00-15:55<事前申し込み締切:7/28 12:00>
(2)RSi芝浦工業大学グループ「コミュニティサービスロボット」
全8機関が先端ロボット研究成果をオンライン発表?デモ実施
イメージ図

共通通信プロトコルRSNPを利用したロボットのIoT化

RSiではこれまでも芝浦工業大学、産業技術大学院大学などと協力して、共通通信プロトコル「RSNP」を使い、ロボットのIoT化の社会実装を見据えた実証実験を重ねてきました。
現在、多様なサービスロボットが開発されていますが、さらに有用性を高めるにはIoT化によるロボット間の連携が必須です。例えば、固定の受付ロボットが来客データを共有、同時に自律走行型ロボットが案内役として迎えにくるなど、連携することで1機種では実現できないサービスを実施することができ、コロナ禍における非接触サービスなど社会の多様な課題に対しても対応が可能になります。しかし、異なるメーカーで開発されるロボットには共通の通信プロトコルがなく、そのデータ共有を困難にしています。そのため、RSiでは「ロボットサービスの標準化」を目指して、サービスロボット用の通信規格RSNPを開発しました。7月30日のデモンストレーションでは、4機関協力のもと、前回課題となったサーバーへの負担、動画送信、同時アクセスなどを強化します。
ロボットショーケース全体画面案ロボットショーケースで実施する遠隔ロボットによるオンライン見学会の概要画像キャプション

協力機関

  • ロボットサービスイニシアチブ(RSi)
  • 芝浦工業大学
  • 産業技術大学院大学
  • 東京都立産業技術研究センター
  • 会津大学
  • 青山学院大学附置情報メディアセンター
  • 株式会社日本アドシス
  • エボルブアイティワークス株式会社
  • 深川江戸資料館
(順不同)

今後

芝浦工業大学では8月13日~15日に深川江戸資料館(東京都江東区)で複数ロボットの実証実験を計画しています。


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