SDGsアクター資格を、システム理工学部の学生87名が取得

2022/07/07
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SDGsアクターの資格認定制度が始まってまる3年立ちましたが、2021年度はシステム理工学部の学生87名が取得しました。
その内訳は環境システム学科67名、電子情報システム学科5名、機械制御システム学科3名、生命科学科10名、数理科学科2名です。
それに伴い、7月4日に「SDGsアクター授与式」が大宮キャンパスにて行われ、認定機関より認定証と缶バッジが学生に授与されました。
 
■SDGsアクター資格とは
SDGsアクター資格は、SDGs達成のための活動を実践している者に与えられる資格です。
具体的には、地域や国際社会の課題?ニーズ解決のために活動していると認められた者に与えられます。
大学教員?NGO?企業などから構成される審査会での審査を経て、NPO法人環境自治体会議環境政策研究所サスティナビリティ人材開発センターが認定することが必要となります。

■実践活動の内容
今回資格を取得した学生の主な活動は、以下の通りです。
?  環境フィールド実習では、宮城県の気仙沼を訪れ現地で働く方々、研究を行う方々の話を聞きながら東日本大震災の影響がどれほどのものだったかを学びました。また、スローフェスタにも参加させていただき小学生のSDGsに関する発表を拝見させていただきました。
? 「環境フィールド体験」の授業の一環で2021年10月23,24日に静岡県の三島を訪れ、グランドワーク三島の活動を実際に歩きながら、五感で学んだ。特に増えすぎた竹を切る作業は、照り付ける日差しも相まって、非常に疲れたがその分感じることも多かったです。普段の当たり前すぎる日常がどれだけ恵まれていて、甘やかされているかに気づかされ、そんな毎日に感謝を覚えました。
? 「環境フィールド実習」の授業の一環で、11月5日、6日に宮城県気仙沼市へ訪れ、東日本大震災遺構?伝承館を訪れたり、現地の方のお話をお聞きし震災当時の状況や、その後の復興について学習しました。また、二日目に参加した気仙沼スローフェスタでは気仙沼市の小学校の生徒の発表を視聴しました。
?「SDGs?マネジメン実習」の授業の一環で、事前に雑木林と原生林に関する動画を作成し、その動画を用いて、2021年12月18日、芝浦工業大学柏中学校の中学一年生に対して、グループワークを含めた授業を行いました。
? SDGs?環境マネジメント実習では、2021年12月9日に「東大宮商店街SDGsすごろく~東大宮を探検しよう!~」というすごろく大会を東大宮のしまっこ学童クラブで実施しました。すごろく作成にあたり、東大宮の青年会の方にご協力いただいて東大宮の商店をSDGsの観点から取材しました。作成したオリジナルのSDGsすごろくをしまっこ学童クラブの小学生にやってもらい、商店の取り組みの紹介を通して、SDGsについて遊びながら学びました。

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<澤田 英行 システム 理工学部長 挨拶>
SDGsアクター資格の認定、おめでとうございます。
本学は、これまでもSDGsへの取り組みを非常に重視し、体制整備や環境作りに尽力して参りました。今後は、学生と教職員が一体となり、双方が主体性をもってSDGsへ取り組み、社会に対してもアピールして行くことが一層重要になって行きます。
企業においても、SDGsへの取り組みは益々重要度を増しており、SDGsアクターの資格認定制度は、まさに世の中が待ち望んだ資格です。皆様には、「就活に使えるから」といったレベルの話ではなく、「社会問題の解決」として取り組んでいただきたいです。
SDGsの17のGoalsというのは、断片的に存在するものではなく、「組み合わせ」です。この制度を通して、「組み合わせ」のための知識、技術、行動力をぜひ身に着けてください。そして、社会に出たときに、後輩を、そして先輩たちをもリードしていけるような存在となってください。

佐々木さん
佐々木 斗羽さん(環境システム学科3年)
「最初から最後まで取得はあまり意識していませんでした。あたり前にするべきことをただただ実践してきましたが、やってきたことが評価されてうれしいです。」と振り返ります。 様々な場面でSDGsという言葉が使われ、言葉だけが一人歩きしているイメージがあります。SDGsの具体的な意味や中身がしっかり普及するようにしたいです。
また、個人に気になる分野は「ジェンダー平等」です。人をカテゴリ化して分けるのではなく、一人一人を大事にできるような多様性を実現していけたらよいと思います。

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