全学共通科目授業「デジタルプレゼンテーション」レポート -芝浦工大のPRコンテンツを在学生が公式SNSで配信、実践の場を経験-

2022/08/22
  • 学び
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2022年度から本学に就任した原田曜平教授(教育イノベーション推進センター)による、全学共通科目授業「デジタルプレゼンテーション」が前期に初めて開講されました。
理工系大学として「ものづくり」の専門的な知識を習得する一方で、効果的にそれらを伝える技術も大切です。とりわけSNSを通じた情報発信スキルは、従来からのプレゼンテーションスキルに加え、グローバル化する現代社会では重要になっています。
そこで本授業は、学生がさまざまな企業や商品に関するコミュニケーション手法とそのポイントを理解し、現代に必要な映像プレゼンテーションのスキルを身に付けることを目的とした実学教育の授業科目としてスタートしました。
  (※本授業は後期も開講されます)

【プレスリリース】「デジタルプレゼンテーション」授業とSNSを連動させ、芝浦工大のPRコンテンツを在学生が配信します
●人にものを伝える技術を実践で学ぶ
本授業の前半期間(1~8回目)では、主に座学で広告に関する基礎知識や企業等が行っているコミュニケーションのポイントを学びました。
そして後半期間(9~14回目)では学生達でチームを作り、「芝浦工大の魅力を高校生に伝える」企画をテーマに、各チームが数週間かけて検討?制作した企画を実際に大学の公式SNS(YouTube、TikTok、Instagram、Twitter)で配信しました。
 
学生たちの事前のプレゼンテーションに対して、原田教授からは「突かれても揺るがないロジックが必要」「ペルソナが絞りこまれてない」「言葉が厳密でない。言葉は厳密に書くこと」「素人なので、とにかく真似ろ。自分たちの思い込みで勝手にアイディアを考えてはいけない」「まどろっこしいので1行でズバッと言えないか?」など、具体的なアドバイスがなされ、学生たちは一喜一憂しながら〆切ギリギリまでコンテンツ制作に取り組みました。  
●自身の企画に対する世の中の反応を得て、ウェブマーケティングの醍醐味や難しさを理解する
各SNSに投稿されたコンテンツは、いいね数や視聴回数に大きな差が見られ、中には数日間で数十万再生を記録するコンテンツもありました。また、コメントに関してもポジティブなものからネガティブなものまで、さまざまな内容が混在し、学生たちは自ら企画立案?配信したコンテンツに対して世の中の反応をダイレクトに感じることができました。

今回、自身のSNSアカウントではなく、一定数の認知度?フォロワー数がいる公式アカウントという場を利用して配信することで、学生たちは普段は経験できない機会を得ることができ、ウェブマーケティングに関する理解を深めることができました。
 (※現在、掲載期間は終了しています)  
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参加学生のコメント

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機械制御システム学科1年 鳥巢美心さん
授業科目名に惹かれ、人見知りで自分の意見をうまく表現できない自分を変えるきっかけにできればいいな、と受講しました。
普段何気なく目にしている広告も、誰に対してどこをどのようにアピールしたいのか全部考え抜かれていることを学び衝撃を受けました。時代によってその世代の特徴があったりと、若者研究をされている原田教授からしか学べない貴重な経験になりました。

最終課題の広告作りでは、自分の意見をうまく言葉で説明してイメージを固めることに苦戦しましたが、何度も原田教授がアドバイスしてくださったおかげで無事形作ることができました。厳しい世界で生きてこられたお話を聞けたり、直接指導していただける他にはない機会なので、きっと今後の人生の役に立つと思います。
デザイン工学部デザイン工学科2年 増井達哉さん
テレビで見たことあるような教授がやられている授業であったことでまず興味を持ちました。また、授業内容が、普段私たちが頻繁に利用するSNSに深く関わっていたことに加え、自分達が作ったものが大学公式のSNSから投稿されるというのが斬新で是非受講してみたいと思いました。

見たことあるような広告を、マーケティングの観点から深掘りするという内容では、狙いや仕組みがわかり、より学べました。また、メディアに頻繁に出演されている原田教授だからこそ聞ける芸能界の裏話は、とても面白かったです。
最終課題の自由度は高く、自分達の作りたいものを作れるので、とてもやりがいがありました。
見た人からリアルな感想がコメント欄で書かれたりするので、芸能人やYouTuberなどの気持ちが少しわかったりと良い経験ができ、貴重な授業だと思います。
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環境システム学科4年 永沼ほのかさん
元々YoutubeやTikTokが好きで、その勉強をできると考え参加しました。またグループで課題を行い、実際に成果物を作れるところに惹かれました。
授業もいろいろなCMをみて考えたり、先生が撮影の裏話を離してくださったりして、終始楽しかったです。ただ勉強するだけではなく、それを実践して結果も目で見られたので良かったです。

先生と距離が近い授業で、自分の考えていることを、言語化してくれるので、とても勉強になります。また就活についてもいろいろ相談できるので、受講を検討している人にはお勧めです。

SNSに投稿された学生の作品(一部抜粋)

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