グローバルPBLの渡航再開! タイ チュラロンコン大学
2023/02/27
- 学び

グローバルPBLは、芝浦工業大学の特色あるプログラムとして、コロナ禍でもオンラインを活用して展開されました。
2021年度は約25プログラムを実施、参加者は在学生と国内外協定校学生を合わせ約1,100 人に上りました。
2022年度は3年ぶりに渡航が再開し、数多くのプログラムが海外協定校にて対面で実施されました。円安による渡航費用の高騰や、コロナ禍による各国の渡航制限などにより、渡航日程の変更など対応しながらも12月末の時点で20プログラムの海外渡航を実現しています。
2021年度は約25プログラムを実施、参加者は在学生と国内外協定校学生を合わせ約1,100 人に上りました。
2022年度は3年ぶりに渡航が再開し、数多くのプログラムが海外協定校にて対面で実施されました。円安による渡航費用の高騰や、コロナ禍による各国の渡航制限などにより、渡航日程の変更など対応しながらも12月末の時点で20プログラムの海外渡航を実現しています。
グローバルPBLとは
「PBL」はProject Based Learning の略称で「課題解決型学習」などと和訳されます。設定された課題の解決にグループで取り組む、オープンエンドな能動的学習を意味します。グローバルPBLは、このPBLを海外協定校の学生と実践する短期集中プログラムです。
「PBL」はProject Based Learning の略称で「課題解決型学習」などと和訳されます。設定された課題の解決にグループで取り組む、オープンエンドな能動的学習を意味します。グローバルPBLは、このPBLを海外協定校の学生と実践する短期集中プログラムです。
材料工学分野におけるSDGsの課題解決能力向上を目指したグローバルPBL
タイ チュラロンコン大学 13日間 2022年7月31日~8月12日タイ?チュラロンコン大学にて、同大学材料工学科21人と本学材料工学科22人の学生が13日間のグローバルPBLを実施しました。チュラロンコン大学とは、これまで数年にわたり共同でグローバルPBLを実施しており、欧洲杯足彩app下载_欧洲杯下注平台-【直播*网站】感染拡大による実施自粛を経て、3年ぶりにタイにて実施することができました。
プログラムには課題解決型アクティブラーニングを多く取り入れています。学生たちは7グループに分かれ、1グループ6人の少人数でプログラムを実施しますので、滞在中は積極的なコミュニケーションが求められます。今年は、材料工学分野におけるナノマテリアルや新技術の実用化を課題テーマとして、それぞれのグループが解決策を見出し、発表まで行いました。テーマごとに計2回の発表会を行い、1回目の発表会後、発表内容と英語表現について各教員からアドバイスをもらい、2回目の最終発表会ではどのグループも完成度の高い発表を行うことができました。
このプログラムは学部生の参加が多く、プログラムの進行に合わせて工学英語やコミュニケーション、ディスカッション、プレゼンテーションを重視した英語の講義?演習があり、学習効果を高めるプログラム設計になっています。週末には、寺院や水上マーケットなどをタイの現地学生に案内してもらい、タイの文化や風習を存分に感じることができました。

コミュニケーションの始まりは自己発信から
朝田 有希子 さん 材料工学科4年
朝田 有希子 さん 材料工学科4年


昨年度オンライン開催時にもこのグローバルPBLに参加し、その時仲良くなったタイの学生と待望の対面となりました。このプログラムは異文化交流ができることに加え、私と同じ「材料工学」という専門分野を学んでいる学生と意見を交換し、視野を広げることができることも魅力でした。
プログラム中は6人グループに分かれ、材料工学に関わる2つのテーマについて話し合い、プレゼンテーションを行いました。私のグループでは、1つ目に大きな工場が生産や稼働時に排出するCO?に着目し、排出したCO?をポリマーで濾過する工場の排気システムを提案しました。また、2つ目のテーマでは、高齢化が進む両国の課題解決として、骨粗鬆症治療用に骨の代替となる新たな材料の提案を行いました。
プログラム中は、授業だけでなく現地の学生と遊びに行く時も、自分がどう感じているのか、どう考えているのかを相手に伝えることを大切にしました。まず私自身が意見を発信しなければ、相手と意見を交換し、共有することができないからです。このプログラムで学んだことは、「コミュニケーションにおいて大切なことは言語の正確さではなく伝わるかどうか」ということです。タイの学生と日本の学生の英語力に大差ありません。まずは正しい言葉に囚われずに、思いついたことを単語でもいいのでたくさん話すこと、身振りや表情などコミュニケーションを取ろうとする気持ちが重要なのだと感じました。
プログラム中は6人グループに分かれ、材料工学に関わる2つのテーマについて話し合い、プレゼンテーションを行いました。私のグループでは、1つ目に大きな工場が生産や稼働時に排出するCO?に着目し、排出したCO?をポリマーで濾過する工場の排気システムを提案しました。また、2つ目のテーマでは、高齢化が進む両国の課題解決として、骨粗鬆症治療用に骨の代替となる新たな材料の提案を行いました。
プログラム中は、授業だけでなく現地の学生と遊びに行く時も、自分がどう感じているのか、どう考えているのかを相手に伝えることを大切にしました。まず私自身が意見を発信しなければ、相手と意見を交換し、共有することができないからです。このプログラムで学んだことは、「コミュニケーションにおいて大切なことは言語の正確さではなく伝わるかどうか」ということです。タイの学生と日本の学生の英語力に大差ありません。まずは正しい言葉に囚われずに、思いついたことを単語でもいいのでたくさん話すこと、身振りや表情などコミュニケーションを取ろうとする気持ちが重要なのだと感じました。

(広報誌「芝浦」2023年冬号 掲載)