【開催】第2回 Bio-Intelligence for well-being (BIW)研究会開催

2021/10/11
  • 行事

BIW logo (big)
Bio-Intelligence for well-being (BIW)研究会は、2019年11月に視覚?聴覚?触覚?味覚?嗅覚?痛覚?圧覚?機械感覚?運動感覚などの感覚すなわちBio-intelligence(BI)に関する基礎研究と応用研究を融合し、近い未来においてヒトが、身体的?精神的?社会的に良好な状態、すなわちwell-being な社会を実現するために役立つ新たな技術開発を推進することを目的に設立されました。 第2回目の研究会では、本研究を取り巻く環境とその必要性、また実際の技術開発についての現状についてご報告するとともに、幅広い分野の大学?企業研究者の意見を交換する場として、以下のように開催したくご案内申し上げます。

開催概要

日時    :2021年11月8日(月) 13:30~17:00
場所    :オンライン開催 事前予約制 (受付締切り 10/29(金))
参加申し込み:第2回BIW研究会 お申込み
参加費   :無料

プログラム

開会挨拶 (13:30~13:50)
  越阪部 奈緒美 芝浦工業大学 システム理工学部 生命科学科 教授、本会会長


基調講演1 (13:50~14:35)
 
「TRPチャネルを介した痛覚?温度感覚」
  富永 真琴 自然科学研究機構 生理学研究所 細胞生理研究部門 教授

 感覚神経や表皮に発現する温度感受性TRPチャネルは、環境温度の感知に中心的な役割を果たしています。そのうち、カプサイシン受容体TRPV1やワサビ受容体TRPA1は痛みセンサーとしても知られています。2021年度のノーベル医学生理学賞がTRPV1やメントール受容体TRPM8を発見したUCSFのジュリアス教授に授与されることが発表されました。TRPV1発見の経緯もご紹介したいと思います。


<休憩 14:35~14:50>


基調講演2(14:50~15:35)
 「アメーバに学ぶヤワラカいコンピュータで拓く超スマート社会」
  ?データが動くだけでモノが動かなければ世界は変わらない?

  青野 真士 Amoeba Energy株式会社 代表取締役社長/CEO
       慶應義塾大学大学院 政策?メディア研究科/理工学研究科 特任教授

 きたるべきスマート工場?物流?倉庫におけるモノづくりやモノの流れの効率化などの社会課題は、組合せ最適化問題として定式化されます。しかし、従来のノイマン型コンピュータは、こうした組合せ爆発が生じる複雑な問題の解決を苦手としてきました。講演者は、粘菌アメーバの環境適応的な情報処理原理に着想を得た非ノイマン型組合せ最適化コンピュータの研究開発を進め、これまで困難だった課題の解決を通し、『超スマート社会』の具現化に挑戦しています。


テクニカルセッション1 (15:35~15:55)
 「Effect of Tactile and Proprioceptive Stimulation with Stochastic Resonance  to Human Postural Control」
 「触覚と固有受容器への確率共振刺激がヒト姿勢制御に及ぼす影響」

  Nur Fatin Fatina B.M.R 芝浦工業大学 SIT総合研究所プロジェクト研究助教
  山本 紳一郎 芝浦工業大学 システム理工学部 生命科学科 教授


テクニカルセッション2 (15:55~16:15)
 「化粧品の機能?感覚?感性」
  小田 義士 合同会社シャネル R&I スキンケア シニアリサーチャー


テクニカルセッション3 (16:15~16:35)
 「関節位置覚と筋機能の融合がもたらす身体運動の最適化」
  赤木 亮太 芝浦工業大学 システム理工学部 生命科学科 准教授



閉会挨拶 (16:35~17:00)
  内藤 裕二 京都府立医科大学大学院 医学研究科 生体免疫栄養学講座 教授、本会副会長

お問い合わせ

 

芝浦工業大学 研究推進室

〒135-8548 東京都江東区豊洲3-7-5(豊洲キャンパス 研究棟3階)

TEL:03-5859-7180 / FAX:03-5859-7181

E-mail:sangaku@ow.shibaura-it.ac.jp