AGH科学技術大学のJanusz S. Szmyd教授が芝浦工業大学に来訪

2022/07/21
  • グローバル
ヨーロッパ熱工学委員会会長、AGH科学技術大学のJanusz S. Szmyd教授(日本との交流に関する学長室代表)が再び本学を訪れました。
滞在中、Dr. Janusz S. Szmydは「エネルギー安全保障を強化するための高効率技術の開発」と題した講義を行いました。

講演では、まずポーランドの位置、著名人、両大学の交流プログラムについて説明がありました。今回の講演のメインテーマは、一次エネルギー消費とエネルギー資源でした。世界規模の3つの国際プロジェクト、ITER、ハイドレート、DESERTECが紹介され、これらのプロジェクトは、新しい科学的?技術的可能性を示しているものですが、2050年以前の商業化の可能性は高いとは考えにくいものです。したがって、研究はエネルギー効率を高めることに重点を置くべきであると説明がされました。そこで、エネルギー安全保障を強化する高効率技術の開発について紹介され、これらの高効率新技術は近い将来、グローバルに応用可能であることを想定しているとのことでした。
 
AGHは、本学の戦略的パートナーです。これまでの協力関係が実り多いものであることは、次のような事実からも確認できます。
■AGHとは、2004年に芝浦工業大学と連携協定を締結していました。

■2012年には、学部生に研究旅行に参加する機会を提供する「サンドウィッチプログラム」が開始されました。 また、エネルギー?環境に関する地球規模の課題を他国の技術者?研究者とともに解決できるグローバル理工系人材の育成との目的の元、AGHと共同で教育?研究を推進するため、学生はAGHと芝浦工業大学の両方の修士号を取得することができます。(EEEプログラム)
 
■2015年3月、AGHて同大学学長のTadeusz Slomka教授ならびにJanusz S. Szmyd教授に対し、芝浦工業大学名誉博士号の学位授与式を行いました。両名は本学との交流に大きく貢献されました。
 
■2017年11月、両大学の交流に共に尽力したことに感謝する趣旨により、AGHよりAGH大学名誉交流大使称号が五十嵐理事長および髙﨑 明人理工学研究科長に贈られました。
 

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特別講義の様子
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Janusz S. Szmyd教授と髙﨑副学長

AGH科学技術大学
AGHは1919年に創立された、ポーランドのクラクフにメインキャンパスを有する国立大学です。
鉱学部、マテリアル工学部、電子?情報?自動制御及びバイオ工学部、機械?ロボット工学部、地学部、人文学部、材料?セラミックス学部、応用数学部など16学部を擁しており、
本学と共同でグローバルPBL(Project Based Learning)を実施するなど、教員学生の交流も盛んに行われています。

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