芝浦工業大学、2024年4月より大宮キャンパスにカーボンニュートラル都市ガスを導入
学校法人芝浦工業大学(東京都江東区/理事長 鈴見健夫)は東京ガス株式会社(東京都港区/社長 笹山晋一)と、カーボンニュートラル都市ガス(以下、CN都市ガス)の供給に関する基本合意書を締結しました。これにより、2024年4月より大宮キャンパスで使用する都市ガスの全量がCN都市ガスに切り替わります。CN都市ガス導入によるCO2排出削減貢献量は約1,000t-CO2/年*で、これは大宮キャンパス全体における年間CO2排出量の約28%に相当します。大宮キャンパスは、「脱炭素先行地域」の取り組みを通じて、持続可能なグリーンキャンパスの実現に取り組んでいきます。
*大宮キャンパスにおける2022年度ガス使用量から、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社が算出。
【芝浦工業大学ニュース】カーボンニュートラル都市ガスを大宮キャンパスに導入, (550.1KB)
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(右から)東京ガスエンジニアリングソリューションズ都市エネルギー営業本部公益営業部長小笠原氏、
取締役常務執行役員都市エネルギー営業本部長髙橋氏、芝浦工業大学副学長(SDGs推進室長)磐田教授、
SDGs推進委員会委員長増田教授
■ CN都市ガス導入の概要
対象キャンパス:大宮キャンパス(埼玉県さいたま市見沼区大字深作307番地)
供給者:東京ガス株式会社
導入量:大宮キャンパスで使用する都市ガスの全量
導入開始時期:2024年4月1日
■ CN都市ガス導入の背景
芝浦工業大学はさいたま市、国立大学法人埼玉大学及び東京電力パワーグリッド株式会社埼玉総支社の4者で、環境省が推進する「脱炭素先行地域」に共同提案し、2022年4月に選定されました。このことを受け、「カーボンニュートラル実現に向けたアクションプラン」を定め、2030年までに大宮キャンパスの電力消費に伴うカーボンニュートラルを目標としました。
この度芝浦工業大学は、電力消費にとどまらず、ガス消費に伴うカーボンニュートラルも視野に入れてCN都市ガスの導入を決定しました。また、CN都市ガスを調達?供給する東京ガス株式会社と導入した企業?法人が連携し、CN都市ガスの普及、拡大とその利用価値向上の実現を目的として設立した「カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンス」にも加盟しました。
■ カーボンニュートラル都市ガスとは
「カーボンニュートラル都市ガス」は、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、新興国等における環境保全プロジェクトにより創出されたCO2クレジットで相殺(カーボン?オフセット)し、燃焼しても地球規模ではCO2が発生しないとみなされるLNG(液化天然ガス)を活用したものです。
東京ガス株式会社が2019年に輸入を開始し、CN都市ガスとして日本で初めて消費者に供給を開始しました。現在は、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社が法人向け窓口となり、芝浦工業大学との合意書締結に至りました。