長谷川八重さんがAnsys Simulation World 2024 Japan 学生ポスターセッションにてポスター賞(3位)を受賞
2024/11/01
- 機械工学専攻
受賞者
長谷川 八重 さん(理工学研究科 機械工学専攻2年)
指導教員
吉原 正一郎 教授(工学部)
学会?大会名
Ansys Simulation World 2024 Japan 学生ポスターセッション
賞名
3位
発表題目
流体および拡張解析を用いたZM21マグネシウム合金ステントの最適形状設計

研究目的
マグネシウムの生体適合性と体内吸収性を活かし、医療用ステントとしての応用を目指しています。
ステントが体内で安全に吸収されることで、患者さんの負担軽減が期待されますが、マグネシウムの腐食は著しく、腐食抑制が課題です。
本研究では、ステント形状と腐食挙動の関係に着目し、最適な設計を検討しました。
研究内容
ステントを血管内に留置する際、カテーテルで拡張する過程で生じるひずみと、血流によるせん断応力がマグネシウムの腐食に与える影響を、実験と解析から評価しました。
ZM21マグネシウム合金製のステントを作成し、耐食性が向上する形状を報告しました。
今後の展望
生体吸収性ステントの実用化を目指して、流体とステント形状が腐食挙動に与える影響を複合的に解明し、腐食を抑制できるステント形状を提示したいと考えています。