2017年度女子学生企業見学会
2017年度 お茶の水女子大学/芝浦工業大学/物質?材料研究機構 女子学生企業見学会
日本アイ?ビー?エム株式会社
【日 時】2017年8月24日(木)13:30-16:00【見学先】日本アイ?ビー?エム株式会社本社
【参加者】
見学者:お茶の水女子大学大学院生6名、芝浦工業大学大学院生1名、
お茶の水女子大学学部生5名、芝浦工業大学学部生11名、
芝浦工業大学附属柏高等学校2名、お茶の水女子大学附属中学校7名 計32名
引 率:内藤 和美特任教授(芝浦工業大学男女共同参画推進室)
小濵 聖子特任リサーチフェロー(お茶の水女子大学グローバル?リーダーシップ研究所)
日本アイ?ビー?エム株式会社
辻 智部長(研究開発)
沼田 祈史課長(研究開発)
加藤 直子課長(研究開発)
青山 真巳シニア?アーキテクト(グローバルテクノロジーサービス事業本部 )
箱嶋 未帆アドバイザリー?アーキテクト(グローバルビジネスサービス事業本部 )
辻 智部長より、IBM(International Business Machines Corporation)および日本アイ?ビー?エム株式会社について説明があった。コンピュータ関連サービス企業としての歴史の長さ、経営理念、グローバル企業IBMの一員であること、CEO、従業員数、事業、研究所が本社内にあることの意義などをお話しいただいた。経営理念については、IBMの強みの源泉が経営の基本理念Corporate policy 117 Workforce Diversity(人材の多様性)、および「教育に飽和点はない」という考え方にあることが強調された。また、事業に関し、データという資源の価値や、IBMのAI(Augmented Intelligence、拡張知能)であるIBM Watsonの挑戦と可能性を詳しくお話された。
クライアント?エクスペリエンス?センター(IBM Client Experience Center)のツアーでは、100年余にわたるIBMの技術開発の歴史を辿る展示、観客の感情をリアルタイムに光で表わすコグニティブ?ドレス(Cognitive Dress)、IBM Watsonを使ったバーチャル?リアリティなどIBMの先端技術に触れ、Watson IoT プラットフォーム(Watson IoT Platform)、セキュリティ?オペレーション?センター(Security Operation Center)、さらにIBM テクノロジー?センター(IBM Technology Center)を見学した。セキュリティ?オペレーション?センターでは、説明を受けるとともに、データ?サイエンティストやアナリストがリアルタイムで監視作業を行っているようすを見せていただいた。Watson IoT プラットフォームでは、日本アイ?ビー?エム株式会社がさまざまな業界の顧客企業と組んで行っている「モノのインターネット」の開発に触れ、従来の人間の労力とカンと経験がAIに置き換えられていく場面を垣間見ることができた。IBM テクノロジー?センターでは、折り紙構造が印象的なメイン?フレーム?コンピューター IBM z Systems、サーバーのIBM Power Systems、コンピュータのデータを格納する記憶装置IBM System Storageを間近で見学し、説明を受けた。
まず、青山真巳シニア?アーキテクトが、自己紹介とこれまでのキャリアと転機、現在の業務であるオートメーションとWatsonを利用したシステム運用管理について話された。「学生時代からの興味関数」「会社に入ってからのフィーリング関数」という自己分析に女子学生?生徒は興味津々であった。併せて、日本アイ?ビー?エム株式会社の女性技術者のコミュニティーCOSMOSの活動を紹介された。COSMOS は、人材の多様性を強みの源泉として、性別が不利になることはないIBMにおいてなお、日本社会で「女性」に分類されることの影響を受ける女性技術者のエンパワーメント?ネットワークであり、現在は、女性技術者の上位職への育成支援と、COSMOSの活動の一層の見える化とアウトリーチの拡大に力を入れているとのことであった。次いで、お子さんをもつ箱嶋未帆アドバイザリー?アーキテクトが、ワーク?ライフ?バランスを含むキャリアの紹介をされた。
勤務時間、配属配置の決まり方、海外勤務で得たもの等についての学生からの質問に、お2人は丁寧に答えて下さった。また、お2人がともに社会科学系学部の出身であることに関し、参加者アンケートには「文系の人も働くことができることを知らなかった。たいへん魅力を感じた」という感想が記された。
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参加者アンケートの結果
見学会について、参加者の77%が「非常によかった」、17%が「よかった」、また、75%が「今後、このような企画に」「ぜひまた参加したい」と回答した。「理工学系の研究職?技術職に対する魅力とそれらを仕事にしたい気持ち」について、参加前は41%であった「魅力を感じ、理工系の研究職?技術職を仕事にしたい」との回答が参加後には56%へと15ポイント上昇した。「とても刺激を受けた。」、「IBMに興味を持った。インターンなどでもっとIBMのことを知りたいと思った」などの感想が記され、たいへん好評であった。
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