推進プロジェクトについて

芝浦工業大学が推進するプロジェクトについて紹介します。

スーパーグローバル大学創成支援(SGU)

芝浦工業大学では、海外の技術者とコミュニケーションを取りイノベーションを創出することができる「グローバルエンジニア」の育成を視野に教育を行っています。こうしたスキルは、普段の授業や研究活動に加え、様々な海外留学プログラムや産学官連携による人材育成プログラムに参加することで身につけることができます。また、英語による開設科目や研究指導を行なう体制?プログラムを整備し、世界各国から学位取得を目的とする留学生や海外の協定校からの交換留学生などを受け入れ、キャンパスのグローバル化を推進しています。

South East Asian Technical University Consortium(SEATUC)

2006年、本学は東南アジアを代表する工科系大学4校と共に、東南アジア工科系大学コンソーシアム「South East Asian Technical University Consortium (SEATUC)」を設立しました。その後、新たに3大学が加わり8大学で若手研究者の育成や共同研究の実施、年1回のシンポジウムの開催などを行ってきました。本学はSEATUC運営の中心的な役割を担っており、SEATUCの活動を経て築かれた関係は、交換留学における研究指導、共同研究、GTIコンソーシアムにおける連携などの多様な局面で実っています。

直近のSEATUCシンポジウムの状況については英語サイトをご確認ください。

※SEATUC参加校

GTIコンソーシアム

世界のグローバル化は、産業の発達と共に急速に加速しており、国際社会の持続的発展は、産業界における競争の結果として創出されるイノベーションによって担保されるといっても過言ではありません。このイノベーションを創出させるためには、社会のニーズを的確にとらえ、その課題について様々な角度から考え、その解決を図る人材の育成が必要であり、大学はそのようなイノベーションを創出する人材の育成を担う責務があります。そして、急速な技術革新が進む社会においては、その教育内容をより実践的なものにして、教育の質を向上させるためには、産業界や政府機関との連携が不可欠です。

また、本学は2005年よりベトナム、タイ、マレーシア、インドネシアから優秀な学生を受入れ博士学位を取得するハイブリッドツイニングプログラム(HBT)を実施してまいりました。HBT修了生の多くは母国に戻り大学で教員をしています。そして、HBT修了生がハブとなり、本学と東南アジアの大学では非常に強い繋がりができています。本学が築いた海外大学との繋がりは、グローバル化に直面している産業界や政府機関にも還元できると考えます。

このような背景のもと、日本と東南アジアに軸足を置き、産学官の連携を強化するためにGTIコンソーシアム(Global Technology Initiative Consortium)を設立いたしました。GTIコンソーシアムでは、東南アジアにおける産業現場の課題や各国の環境?防災等を含む社会課題を取り上げ、それらの課題を解決することで、教育の質の向上、人材の育成と供給、イノベーションの創出、産業競争力の強化を推進してまいります。

UniKL JUP(マレーシアツイニングプログラム)

本プログラムは、マレーシア政府が円借款事業として開始した「マレーシア高等教育基金事業(HELP)」の後継である「マレーシア日本高等教育事業(MJHEP : Malaysia Japan Higher Education Program)」のさらなる発展型プログラムです。本学の受入プログラムとしてはもっとも古く、1995年から続いています。

UniKL JUPは、マレーシアで11年間の初中等教育を終えた生徒の中から日本の理工系大学に留学を希望する者を選抜し、マレーシアで3年間の現地教育を行うプログラムです。ここで日本語と理工系の基礎教養を学んだ学生が、その後日本の大学の面接試験を受け、大学3年に編入し、2年間勉強して卒業します。日本語習得のために通常1~2年間余分に勉強しなくてはならないところ、この「3+2ツイニング」プログラムはマレーシアの現地教育を置くことで年限の短縮に成功しています。本学にもこのプログラムを通して多くの学生が編入しており、これまでの卒業生は通算で120名を超えます。このプログラムにより編入した学生は日本語が使いこなせるため、他の留学生や日本人学生とのパイプ役としても活躍し、本学にとって貴重な存在となっています。

さくらサイエンスプログラム(JST)

国立研究開発法人科学技術振興機(JST, Japan Science and Technology Agency)が実施しているアジアの学生との交流制度であるさくらサイエンスプログラムの奨学金制度を利用し、アジアの留学生を2-4週間程度受け入れています。2014年度以来、複数のプログラムが採択されてます。また、プログラム実施後に交換留学への参加といった中長期的な本学再留学や就職による再来日に繋がるなどの交流実績にも繋がっています。

さくらサイエンスプログラム(SSP)事業概要

さくらサイエンスプログラムは、産学官の緊密な連携により、アジアを中心とする国?地域の優秀な青少年に日本の先端的な科学技術に触れる機会を提供し、海外からの優秀な人材との継続的な研究等の交流を促進することを目的とします。これにより、日本の教育研究機関のグローバル化、各国との友好関係強化に貢献、ひいては日本?世界の科学技術の発展に寄与するものです。

Asia Technological University Network(ATU-Net)

芝浦工業大学は2019年より、アジアの大学を中心とした工科系国際連携機関であるATU-Netに加盟しています。9か国31大学が参加(2023.4現在)しており、日本では本学が唯一加盟しています。2022年度には加盟大学と共に、全14回のオンライン共同講義を運営するなど、学生間の交流も活発に行われています。

World Technology Universities Network(WTUN)

芝浦工業大学は2018年より、世界の工科系大学ネットワークであるWTUNに加盟しています。15か国20大学が参加(2023.4現在)しており、日本では本学が唯一加盟しています。活動内容はSDGsへの貢献にフォーカスしており、研究や学生交流の活発化を目標にしています。

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国際部
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