大学院 理工学研究科

Graduate School of Engineering and Science

受賞?表彰
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実務的な技術者の育成
理工学研究科は、専門分野のプロ意識を備え持ち、社会の新しい側面に対応できる能力と、それを即戦力として活用し社会貢献できる能力を養うことを教育理念としています。2017(平成29)年度からグローバル化に向けた高度教育を行うことを目的とした国際理工学専攻が新設されました。

学びの特色

理工学研究科では学生が学部で得た知識を活かし、自ら考え、行動できるようになるための能動教育を実践し、知識を技術にするための創造性を養います。また、3ヶ月から1年に渡る欧米協定大学への研究留学プログラムや、東南アジアのパートナー大学からの留学生受入れ、英語による講義など、グローバルな教育も展開。ますます国際化が進む社会において、蓄積した「知」を活用し、国際社会で活躍できる人材の育成を行います。

Point 1 技術経営副専攻プログラム

技術経営副専攻プログラムは、各専攻の専門科目に対してサブメジャーの科目として設置したプログラムです。これからの技術者は、専門的な技術能力のみならず、技術の経営戦略、産業イノベーション、新たなビジネスモデルの創出など、技術と産業社会、技術と経営をつなぐ技術経営能力が求められます。
?技術経営の基礎科目として、「マーケティング特論」、「イノベーション?マネジメント論」、「研究?開発と知的財産」、「生産マネジメント特論」、「ビジネスエスノグラフィー」、「経営学特論~人と組織のマネジメント~」を日本語で開講します。
?技術経営のコア科目として、「International Marketing」、「Management of Innovation」、「Management of Intellectual Property」、「International Production Management」を英語科目として開講します。
?グローバル技術者を目指す実践的な科目として、「Global Engineering Management」、「Global Internship」、「Intensive Workshop」があります。

Point 2 Project-Based Learning(PBL)科目

実際に企業や地域との取り組みを通じて、課題を解決しながら実践的な人材育成をめざす教育を推進しています。企業や地域から与えられた課題を前に、どうすればビジネスになるのか、社会に貢献できるのかということを考え、アイデアと技術を組み合わせて企画立案。さらにプロトタイプを作り、実際に提案まで行います。また、大学院生が中心となってチームで取り組んだ成果を発表する場も用意されています。具体的な各PBLは以下URLよりご確認ください。
グローバルPBL|芝浦工業大学 (shibaura-it.ac.jp)

Point 3 他専攻履修制度

芝浦工業大学の大学院では、理工学に関わる高度かつ幅広い専門知識 ?柔軟な思考能力を備えた技術者?研究者を養成することを目的としており、そのための特色の一つとして、自身が所属している研究科?専攻のみならず、他専攻の授業も受けることが可能です。今後ますます複雑化、高度化する社会において活躍の場を広げていただくため、本学は、実践的な研究能力が身につく科目や隣接領域の知識を学べる科目など、自身が所属している研究科?専攻を超えて履修することができます。

Point 4 東京海洋大学、お茶の水女子大学との単位互換

芝浦工業大学は、大学院の国内外の大学との交流を促進し、学生の学際的な学びと専門性の向上を支援する目的で、2009年に東京海洋大学と2015年にはお茶の水女子大学との連携事業に関する協定を締結しました。この連携事業の一環として、大学院授業の単位互換制度が導入されています。
このプログラムを利用する学生は、東京海洋大学およびお茶の水女子大学で開講されている大学院の授業を聴講する機会が得られます。これにより、異なる大学で用意されている多彩な授業科目を通じて、幅広い知識と専門性を獲得できます。(聴講した授業科目は、本学において単位として認定される場合があります)

単に単位互換の枠組みを超え、実際に学ぶ学生たちが異なる分野へ関心を深められるような学習機会を提供することで、両大学の教育の活性化を目指しています。


Point 5 ダブルディグリー?プログラム(DD)

本学は複数の海外協定校とダブルディグリープログラムを実施しています。ダブルディグリーとは、修士課程(又は博士課程)在籍中に、所属大学院の修士学位と留学先の修士学位の両方の学位取得をすることです。多角的な視点を活かして研究を行うことができることに加え、通常よりも少ない時間で複数学位を取得できます。本学の学位のみならず、留学先の学位も取得できるプログラムであるため、カリキュラムや修了要件等が通常とは異なる場合があります。修士課程では2021年よりAGH University of Krakow(ポーランド)?The University of L'Aquila(イタリア)?2022年よりKookmin University(韓国)、博士(後期)課程では2021年よりAGH University of Krakow(ポーランド)より協定を結んでいます。各ダブルディグリープログラムの詳細については、各プログラムのGuidelineを確認してください。

修士課程
No Host Institution Name Program Name Research Field Implemented Course Period of Program Period of stay abroad Guidelines
1 AGH University of Krakow Master's Program in Energy and Environmental Engineering Energy and Environmental Engineering Global course of Engineering and Science 2 years   A half-year Here
2 University of L'Aquila Double Program in Mechanical Engineering Mechanical Engineering Global course of Engineering and Science 2 years 1 year Here
3 Kookmin University - Mechanical Engineering Mechanical Engineering 3 years 1 year Here
博士(後期)課程
No Host Institution Name Program Name Research  Field Implemented  Course Period of Program Period of stay abroad Guidelines
1 AGH University of Krakow - All fields of engineering - Regional Environment Systems
- Functional Control Systems
Decide in consultation with your academic supervisor Decide in consultation with your academic supervisor Here


理工学研究科特色01
理工学研究科特色02
理工学研究科特色03

教育研究上の目的?理念?ポリシー

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教育研究上の目的

修士課程

大学院修士課程では、専門分野における専門家としての知識と意識を持ち、社会の新しい側面に対応 し、それを即戦力として活用でき、さらに持続型社会の構築に貢献できる技術者?研究者の育成を目指 す。このような人材には、高度な専門知識に裏付けられた、問題発掘能力や定量的に問題を解決する能 力、さらにはグローバル社会に対応できる能力が求められる。これらの能力が養われるように、大学院 修士課程では、国際的に通用する幅広い見識と柔軟思考を両輪とする教育研究が展開される。

博士(後期)課程

大学院博士(後期)課程では、研究者ポテンシャルの向上を目指して、大学院修士課程の修了者あるい は社会の第一線で活躍している技術者を対象に、豊かな学識を有する専門技術者及び研究者として育成 することを目的とする。学際的観点から自己の専門分野を深めることにより、ソフト?ハード両面にわ たって総合的な見地に立ち、システム全体の調和を図ること、及び持続型社会の構築に貢献できる能力の獲得を目指す。 さらに、産業界で活躍できる博士号取得者となることができるように、複眼的工学能力、技術経営能 力、メタナショナル能力を併せ持つシグマ型統合能力人材の育成を行う。 上記の人材養成を核とする大学院博士(後期)課程における教育研究は、大学の使命である研究推進を担 う中核としての役割も担う。
ディプロマ?ポリシー

修士課程

大学院理工学研究科修士課程では、世界の技術者?研究者と協働して持続型社会の実現のための世界 の諸問題を解決できる技術者?研究者を養成することを目的としています。 上記の目的を踏まえ、本研究科の定める修了要件を満たし、かつ学業成績ならび学位論文審査の結果 から、以下に示す知識?能力?資質を備えたと認めた者に、修士(工学、システム理工学、理工学また は建築学)の学位を授与します。
?理工学に関わる高度かつ幅広い専門知識
?柔軟な思考能力と定量的な問題の解決能力
?グローバル社会に対応できるコミュニケーション能力
?世界と社会の多様性の認識および高い倫理観。
また、技術経営副専攻プログラムの講義科目を履修し、規程の単位を取得した場合は、技術経営副専攻プログラム認定書を授与します。


学位論文に係る評価の基準
項目 内容
1.学位論文が満たすべき水準 学位論文が満たすべき水準は、芝浦工業大学大学院学則付表6において専攻ごとに定める学位審査基準に基づく。
2.審査委員の体制 修士論文の審査では、芝浦工業大学学位規程第6条に従い、大学院理工学研究科委員会の定める審査委員により構成される審査委員会で行う。審査委員会は、当該学生の指導教員に加え、当該論文に関連のある授業科目を担当する芝浦工業大学大学院理工学研究科専任教員資格審査等規程に定める指導教員あるいは担当教員2名以上で構成するものとする。
3.審査の方法 修士論文の審査及び最終試験は、専攻ごとに修士論文を中心とした口述試験によって行う。審査での評価は、専攻ごとに学位論文審査項目に即したルーブリックを用いて行う。
4.審査項目 芝浦工業大学大学院学則付表6に定める学位授与方針に基づき、以下の項目を基準に学位論文の審査を行う。
(1) 理工学に関わる高度かつ幅広い専門知識
(2) 柔軟な思考能力と定量的な問題の解決能力
(3) グローバル社会に対応できるコミュニケーション能力
(4) 世界と社会の多様性の認識および高い倫理観
(5) その他、各専攻で定める学位授与方針に基づく項目

博士(後期)課程

大学院理工学研究科博士(後期)課程は、世界の研究者?技術者と協働して持続型社会の実現のための 世界の諸問題の解決、及び創造的な研究を独自に進めることのできる研究者?技術者を養成することを 目的としています。上記の目的を踏まえ、本研究科の定める修了要件を満たし、学業成績ならびに学位 論文審査の結果から、以下に示す知識?能力?資質を備えていると認められる者に対し、博士(工学) の学位を授与します。また学位論文の主要な内容に、工学以外の要素を含む場合は、博士(学術)の学 位を授与します。
?総合的な見地に立ち、システム全体の調和を図ることができる能力
?創造性豊かな優れた研究推進、開発能力 ?高度な専門性を有する研究者となるための能力
?グローバル社会に対応できる高度なコミュニケーション能力
?世界と社会の多様性の認識および高い倫理観
また、技術経営副専攻プログラムの講義科目を履修し、規定の単位を取得した場合は、技術経営副専 攻プログラム認定書を授与します。


学位論文に係る評価の基準
項目 内容
1.学位論文が満たすべき水準 学位論文が満たすべき水準は、芝浦工業大学大学院学則付表6において専攻ごとに定める学位審査基準に基づく。
2.審査委員の体制 博士論文の審査は、芝浦工業大学学位規程第12条に従い、理工学研究科委員会の定める次の各号の委員をもって構成する審査委員会が行う。
(1) 主担当指導教員
(2) 副担当指導教員
(3) 当該論文に関連する分野の芝浦工業大学大学院理工学研究科専任教員資格審査等規程に定める指導教員2名以上。ただし、指導教員のうち1名は担当教員でも可とする。
(4) 大学院設置基準(昭和49年文部省令第28号)に規定された大学院教員に相当する資格を有する当該分野の研究者1名以上
3.審査の方法 博士論文の審査は、予備審査と最終審査の2回とし、審査は博士論文を中心とした口述試験によって行う。最終審査は原則として公開する。審査での評価は、専攻ごとに学位論文審査項目に即したルーブリックを用いて行う。
4.審査項目 芝浦工業大学大学院学則付表6に定める学位授与方針に基づき、以下の項目を基準に学位論文の審査を行う。
(1) 総合的な見地に立ち、システム全体の調和を図ることができる能力
(2) 創造性豊かな優れた研究推進?開発能力
(3) 高度な専門性を有する研究者となるための能力
(4) グローバル社会に対応できる高度なコミュニケーション能力
(5) 世界と社会の多様性の認識および高い倫理観
(6) その他、各専攻で定める学位授与方針に基づく項目

【課程修了による博士号(課程博士)】

博士(後期)課程に所定の期間在籍し、学則上の修了要件を満たした者が、博士(後期)課程における講義 科目の履修と博士論文作成を通して、豊かな学識を有する専門技術者あるいは研究者として独り立ちで きる資質を備えるに至ったと判定され、さらに、専攻の示す学位審査基準を満たした者に、博士(工学) の学位を授与します。また、学位論文の主要な内容に工学以外の要素を含む場合は、博士(学術)の学位 を授与します。

【論文提出による博士号(論文博士)】

博士(後期)課程に在学していない者で、大学卒業後に(修士課程修了者は修士課程在学期間を含めて)5 年以上の研究開発業務に従事したもの、あるいはそれと同等の経歴を有すると理工学研究科委員会が認 めたものは、論文提出により博士の学位の授与を申請できます。学位授与申請を受けて、理工学研究科 では、申請者の学力及び提出論文の内容を審査します。その結果、申請者が博士(後期)課程修了者と同 等以上の学力及び研究力を有し、かつ豊かな学識を有する専門技術者あるいは研究者として、すでに独 り立ちしていると判定され、さらに、専攻の示す学位審査基準を満たした者に、博士(工学)の学位を授 与します。また、学位論文の主要な内容に工学以外の要素を含む場合は、博士(学術)の学位を授与します。
カリキュラム?ポリシー

大学院課程

 芝浦工業大学は、学位授与の方針に掲げる高度な知識?スキル?能力?態度を修得させるため、大学院共通教育科目と専門教育科目を講義、演習、実験、実習により体系的に編成します。学生の主体的?能動的な学修?研究を促す教育?研究指導を実施し、その学修成果を多面的に評価し、学生の振り返りを促すことにより、学修?教育目標を達成します。

理工学研究科

(修士課程)

大学院理工学研究科修士課程では、ディプロマ?ポリシーに掲げる技術者を養成するため、以下の方 針に基づきカリキュラムを編成しています。
? 高度かつ幅広い専門知識の習得のために「専門科目」を配置します。さらには、英語による「専門 科目」も配置し、グローバル社会で対応できる専門分野でのコミュニケーション基礎能力の養成 を行います。また、学位取得に必要な「専門科目」の単位を英語のみで取得することも可能とし ています。
? 指導教員による研究指導のもとで専門的な研究に取り組むために「研究指導」科目を配置します。 「研究指導」では、研究計画の策定、研究関連論文の調査、指導教員との議論、国内外の学会等で の発表、学術論文の発表等を行うことを通して、グローバル社会で活躍できる技術者?研究者の 養成を行います。
? 世界と社会の多様性の認識、倫理観やコミュニケーション基礎力を養成するために専攻横断型の 「共通科目」を設置します。
? 複眼的工学能力、技術経営能力およびメタナショナル能力を併せ持つシグマ型統合能力人材の育 成を目的として「共通科目」の一部で構成される「技術経営副専攻プログラム」を設置していま す。理工学研究科では本プログラムの履修を奨励します。

(博士課程)

大学院理工学研究科博士(後期)課程では、ディプロマ?ポリシーに掲げる研究者?技術者を養成す るため、ソフト?ハード両面に渡り総合的な視点から専門性の研鑽ができるように以下の方針に基づき カリキュラムを編成しています。
? 博士論文作成に必要な高度な知識や実験スキルの養成を行うため、「専門科目」を配置します。
? 「研究指導」においては、指導教員による研究指導のもとで、研究計画の策定、研究関連論文の 調査、指導教員との議論、国内外の学会等での発表、学術論文の発表等を行うことを通して、グ ローバル社会で活躍できる研究者?技術者の育成を行います。
? 将来の自律した研究者?教育者の養成のために「プレFD科目」を配置します。
? また、複眼的工学能力、技術経営能力およびメタナショナル能力を併せ持つシグマ型統合能力人 材の育成を目的として、修士課程の共通科目の一部の「技術経営副専攻プログラム」の履修を奨励しています。
アドミッション?ポリシー

大学院課程

 芝浦工業大学大学院へ入学を志望する受験生は、本学の建学の精神と以下に挙げる「求める人物像」を理解し、さらに各研究科?専攻の教育方針、カリキュラム、教育および研究の内容をよく理解して出願することが望まれます。

本学が求める人物像を以下に示します。
•本学での学修、研究を強く希望し、本学で自己成長?自己実現を成そうと希望する人
•数学および自然科学の基礎を学び、理工学と科学技術に対して強い興味関心を持ち、将来この学問を通じて我が国と世界の持続的発展に貢献しようという意思を持つ人
•大学において幅広い教養と経験、さらにコミュニケーション能力を身につけ、世界が多様であることを意識しながら市民社会の一員としての責務を自覚し、人類の進歩と地球環境の保全に尽くすとの気概を持つ人

上記に賛同し、本学大学院へ入学を希望する人は、学部等において以下の学修成果、能力等を身につけておくことが望まれます。
(1) 学部または大学院(修士)等において修得した基礎科学と専門知識
(2) 問題発見?解決等の能力
(3) 外国語を含むコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力およびマネジメント能力
(4) 主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ能力
本学においては、上記の学修成果、能力等を総合的?多面的に評価するため、多様な選抜方法により、人材を評価し選抜します。

(修士課程)

 大学院理工学研究科修士課程では、高度かつ幅広い専門知識と柔軟な思考能力を備え、世界の技術者?研究者と協働して持続型社会の実現のための世界の諸問題を解決できる技術者?研究者を養成するため、次のような入学者を求めます。
(1)本学での学修、研究を強く希望し、本学で自己成長、自己実現を成そうと希望する人
(2)学士レベルの基礎および専門知識を有し、向上心および好奇心が旺盛で、何にでも挑戦しようという意欲のある人
(3)工学倫理を遵守できる人
(4)外国語を含むコミュニケーション基礎能力、プレゼンテーション基礎能力およびマネジメント基礎能力のある人

(博士課程)

 大学院理工学研究科博士(後期)課程では、大学での研究推進と世界の研究者?技術者と協働して持続型社会の実現のための世界の諸問題を解決できる研究者の育成を目指して、国際的な幅広い見識および柔軟な思考能力を備えた高度な専門性を有する研究者や高度専門職業人を養成することを目的としています。
そこで、つぎのような入学者を求めます。
(1)本学での学修、研究を強く希望し、本学で自己成長、自己実現を成そうと希望する人
(2)大学院修士課程の修了者あるいは社会の第一線で活躍しており、高度な研究推進能力ある人
(3)創造的に新しい分野を積極的に開拓できる人
(4)工学倫理を遵守できる人
(5)外国語を含むコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力及びマネジメント能力のある人